藤原紀香主演の「カルメン故郷に帰る」大阪公演開幕 生歌褒められ「録音じゃないです!」

AI要約

女優の藤原紀香が大阪松竹座の舞台「カルメン故郷に帰る」の初日を迎えた。

舞台は日本初のカラー映画を基にし、東京で働くストリッパーが和歌山に帰省する物語。

紀香は生歌を披露し、和歌山県を舞台にした作品に意気込みを語った。

藤原紀香主演の「カルメン故郷に帰る」大阪公演開幕 生歌褒められ「録音じゃないです!」

 女優の藤原紀香が5日、主演する大阪松竹座の舞台「カルメン故郷に帰る」(17日まで)の初日を迎えた。

 木下惠介監督(1998年死去、享年86)がメガホンをとり、高峰秀子さん(2010年死去、享年86)が主演して51年に公開された日本初のカラー映画を、73年の時を経て舞台化。東京でストリッパーとして働くリリィ・カルメン(藤原)が同僚の朱美(横山由依)を連れて和歌山に帰省することから始まる物語。アフタートークショーに、演出の錦織一清氏と登場した紀香は「やっぱり大阪弁のお芝居を大阪でやるっていうのは特別なものでした」とにっこり。舞台を映画の軽井沢から、紀香の両親の出身地である和歌山県に書き換えた錦織は「紀香さんの魅力って、一回一回本当にこの舞台で生でお芝居を作っている。本当に素敵なキャラクター」と絶賛した。

 紀香は劇中でマリリン・モンローの歌を生歌で披露。錦織氏に「紀香さんの生歌も定評があるんですよ」とほめられ「録音じゃないです!」とすかさず応じるなどアットホームな雰囲気で笑わせた。和歌山県を舞台にした作品だけに錦織氏は「大阪がターゲットです」と宣言。紀香も「ちょっとでもリリィのように『お客さんに来る前よりも元気になって帰ってもらいたいねん』という気持ちで頑張りたい」と気合いを入れ直していた。