やす子、マラソン完走 日テレ「24時間テレビ」募金4億3801万4800円集まる

AI要約

お笑いタレントやす子が日本テレビの24時間テレビでチャリティーマラソンランナーを務め、充実した表情でゴールを切った。

台風の影響で異例のマラソンが行われ、やす子は雨の中左足首の痛みを抱えながらも80キロ以上を走破した。

やす子は児童養護施設出身で、施設への思いから走ったことで、4億円以上の募金が集まり600以上の施設に配られる予定。

やす子、マラソン完走 日テレ「24時間テレビ」募金4億3801万4800円集まる

 夏恒例の日本テレビ「24時間テレビ」でチャリティーマラソンのランナーを務めたお笑いタレントのやす子(26)が1日、午後8時41分に東京・両国国技館のゴールテープを切った。「走れてよかったなあ~」と充実の表情を浮かべた。

 台風10号の影響で、前日は横浜市にある日産スタジアム内の400メートルトラックを75周走ることになった異例のマラソン。台風の勢力低下もあり、この日は午前6時30分前に日産スタジアムから公道に出て両国国技館を目指した。雨も降る中、左足首の痛みなどを抱えながらも進み続け、残り500メートルを切ると笑顔も見せた。国技館の敷地内で芸人仲間に迎えられると、目に涙を浮かべる場面も。練習では最長15キロまでしか経験していない中、2日間で合計80キロ超を走破した。

 高校生の頃に児童養護施設で暮らしていたやす子。施設のことを少しでも知ってもらうために走った。33回目を迎えたチャリティーマラソンの歴史の中で、初めての目的別募金「マラソン児童養護施設募金」が開設され、総額4億3801万4800円が集まった。

 全国約600カ所以上の施設に全額使用される予定。やす子は「自転車や図書券が欲しいと言ってる子たちがたくさんいたので、配りたい」と疲労困憊(こんぱい)の中でも施設への思いを口にした。