井上雄彦氏「THE FIRST SLAM DUNK」は「復活上映して良かった」その真意は…

AI要約

漫画家の井上雄彦氏が自身が原作・監督を務めた映画「THE FIRST SLAM DUNK」の復活上映が終了し、喜びを表明。

映画は宮城リョータがバスケにのめり込み、山王工業との試合に挑む物語であり、記録的な興収を記録した。

井上氏は映画館での鑑賞の難しさに言及し、2度目の復活上映を行った意味について感謝の意を述べている。

井上雄彦氏「THE FIRST SLAM DUNK」は「復活上映して良かった」その真意は…

 漫画家の井上雄彦氏(57)が1日、インスタグラムを更新。8月13日から全国の映画館で実施されていた、自身が原作・監督を務めた映画「THE FIRST SLAM DUNK」の復活上映が「このたびの復活上映は本日9/1(日)が最終日となります。」と終了することを報告し「復活上映して良かった」と喜びをつづった。そして、湘北高校のポイントガード・宮城リョータ(声=仲村宗悟)を描き「THANK YOU 9・1 2024」の文言を添えた、直筆イラストを公開した。

 「THE FIRST SLAM DUNK」は、故郷・沖縄有名な選手だった3つ上の兄の背中を追うようにバスケにのめりこんだ宮城が、2年生になり桜木、流川、赤木、三井たちとインターハイ王者・山王工業に挑む物語。22年12月3日に公開され、23年の国内興行収入(興収)1位となる158億7000万円を記録。今年1月23日には、全国147都道府県の107劇場で1日限りの復活上映が行われた。その1日だけで興収1億3320万900円、動員7万5459人を記録した。それ以来の復活上映となった今回は、全国300館超で上映が行われていた。

 井上氏は「いつ緊急の呼び出しがあるかわからない仕事に就いておられる方は、映画館で連絡の取れない2時間を過ごすことができません」と、映画館で鑑賞する2時間前後を確保することが難しい立場の人もいると説明。その上で「そのような職を先日退任された方から、『ようやく映画館に行くことができた』との報せをいただき、あー復活上映して良かった! と思いました」と、封切りから2年8カ月を経て、2度目となった復活上映を行った意味があったとつづった。そして「期間中たくさんの方にお運びいただき、心より感謝申し上げます」と感謝した。

 「THE FIRST SLAM DUNK」は、23年末に発表された第36回日刊スポーツ映画大賞・石原裕次郎賞(日刊スポーツ新聞社主催、石原音楽出版社協賛)で、作品が石原裕次郎賞、同作で初めて映画監督を務めた井上氏が新人賞を受賞した。