後藤真希が“絶対に下げないもの”芸能生活25周年の極意
後藤真希の歌手としてのキャリア、活動休止から復帰、最新アルバム『prAyer』に至るまでの軌跡
後藤真希が再出発を果たすために歩んできた道と、ファンへの感謝の気持ち
最新アルバム『prAyer』の製作背景や楽曲の特徴、音楽性の変化について
もはや説明不要ともいえる歌手・タレントの後藤真希。国民的アイドルグループのモーニング娘。に13歳で加入、15歳でソロデビューすると、瞬く間に日本中がその名を知るアイドルとして活躍してきた。2008年の事務所移籍後は、ソロアーティストとしてライブのほかYouTubeでの動画配信やモデル業など、精力的に活動。今年デビュー25周年を迎えた後藤真希の人生の転機とは?【第4回/全4回】
事務所を移籍後、初のソロライブとなる『G-Emotion FINAL』(’11年12月4日)を持って、無期限の活動休止を発表した後藤さん。’14年に入り、約2年ぶりにブログを再開。芸能活動にも復帰した。
’20年には9年ぶりとなるソロライブをオンラインで行い、翌年’21年には横浜と大阪の2カ所で有観客ライブ『Billboard LIVE~Reply~』で、ふたたび観客の前でステージを披露した。
「時間があるようにみえたのですが、意外と準備にバタバタしていました(笑)。あっという間に当日になってしまったので、“私、ちゃんと準備できているかな……”っていう心配と、“久しぶりにパフォーマンスを披露するけれど、ファンの人たちが見に来てくれるのかな“っていう気持ちがあって、最初はめちゃくちゃ不安でした。
でもステージに立ってみたら、”あ、あのファンの人、まだ来てくれている“って嬉しくなりました。なかにはちょっと体が大きくなったぞって人もいたりして(笑)。ファンの方も一緒に成長をしているんだなってちょっと安心しました」
13年ぶりのシングルとなる『CLAP CLAP』のジャケットでは、ひつぎの中でほほ笑む姿がジャケットになっている。なにやら意味深なイメージショットだが、どのような意味合いが込められているのだろうか。
「いったん埋葬されて、また再び目覚めたような雰囲気ですよね。いままでの後藤真希をリセットさせるような意味で、ひつぎに寝ているイメージショットになっているんです。花に囲まれているなかで、チョウが止まっている。そこには“新しく羽ばたいていこう”という、気持ちもあるんです」
シングルに引き続き、オリジナル・ミニアルバム『prAyer』を9月にリリース予定。CDデビュー25周年を記念する、まさに後藤さんの神髄ともいえるアルバムだ。
「今回のアルバムの先には、9月に開催されるライブを意識しています。アルバムの楽曲を含めて、自分が気に入った曲やこういうことが好きっていうものを作品として完成させたかった。ライブで歌っていきたい曲をイメージしながら作ったアルバムですね。歌詞の面では、ちょっと大人っぽくなっているし、遊びっぽい仕掛けの要素も入っています。
いままでの私のファンの方や、みなさんが想像する後藤真希のイメージで “ファンのみんながここで掛け声も入れられるでしょ”って想像したりして作った曲もあります。やっぱり最初のころと比べると、時代も変わってきているじゃないですか。音に関しては、いま聴いても楽しめるようなサウンドも目指していますね」
※YouTubeチャンネル @avexofficialより