WEST.、誰ひとり欠けることなく駆け抜けた10年 王道のアイドルソングからロックナンバーまで全43曲ファンに届けた

AI要約

アイドルグループ「WEST.」がCDデビュー10周年を記念したドームツアーを開催し、ファンに感謝の気持ちを伝えた。

メンバーは全43曲を3時間にわたって熱演し、大観衆を魅了した。

ライブではオープニング映像やMCも盛り上がり、ファンとの絆を深めた様子が伝えられた。

WEST.、誰ひとり欠けることなく駆け抜けた10年 王道のアイドルソングからロックナンバーまで全43曲ファンに届けた

 アイドルグループ「WEST.」が29日、CDデビュー10周年を記念した2年ぶりのドームツアー「WEST. DOME TOUR AWARD~10th Anniversary~」のラストを飾る東京ドーム3日間公演の初日を迎えた。誰ひとり欠けることなく駆け抜けたメンバー7人が、ファンへの10年分の感謝をAWARD=賞として提供。王道のアイドルソングからバンドを背負ったロックなどファンが笑顔になれる全43曲を3時間にわたって届けた。

 初のベストアルバム「AWARD」を引っ提げた10周年ツアーは3月から6月にかけて全国9都市のアリーナを回った後、同じタイトルでドームツアーに突入。京セラドーム大阪、初見参となるみずほPayPayドーム福岡に続き、最終目的地の東京ドームにやってきた。

 開演前にはデビュー曲「ええじゃないか」のカラオケ映像が流れ、客席別に歌唱パートを分けて5万5000人のジャス民(ファン)が大合唱。会場は早くも熱気に包まれた。その様子をステージ裏から見ていたという小瀧望(28)は「超満員のこの東京ドームでライブができて幸せです。すでに泣きそうです」と感極まった。MCでは「超満員かぁと思いながら、揺れているペンライトに圧倒されて感動した」と照れながら明かした。

 オープニング映像は4分30秒と異例の長さ。苦楽を共にした7人がそれぞれグループ愛を語る映像をまとめたもので、デビュー年の2014年から1年ごとに伸びていく数字が書かれた滑走路をスーツ姿で歩くメンバーが、25年の先を目指していくという内容だ。明るい未来への号砲を鳴らすように、代表曲「証拠」からライブは始まった。

 濵田崇裕(35)は「みんな、天気が悪い中ほんまに来てくれてありがとう。台風、ゴラァ!」と関西弁でまくしたてた後「アリーナツアーから回らせてもらって、ここ東京ドームに来ちゃった。やったぜ、おい! 広いな。楽しんだ者勝ちだけど、もうみんな楽しんでるから皆さんウイナーやな」と満足げに語った。