24時間テレビ、冒頭30分では募金着服の不祥事に触れず「スルーされてびっくり」「謝罪から始めるのが筋では」SNSで疑問の声

AI要約

日本テレビの夏の恒例番組「24時間テレビ」が不祥事を隠して放送開始。視聴者から疑問の声が上がる。

昨年の系列局での寄付金着服事件に一切触れず、冒頭はチャリティーマラソンやアスリートの話題でスタート。

SNSでは不祥事に対する謝罪の欠如に対する批判が相次ぎ、視聴者の間で物議を醸している。

24時間テレビ、冒頭30分では募金着服の不祥事に触れず「スルーされてびっくり」「謝罪から始めるのが筋では」SNSで疑問の声

 日本テレビの夏の恒例番組「24時間テレビ」が31日夕方に始まった。昨年に系列局で寄付金などを着服した不祥事が発覚したが、冒頭の30分でこの件に一切触れなかったため、早くもSNSでは疑問の声が噴出した。

 昨年11月に鳥取県と島根県を放送エリアとする系列局・日本海テレビの幹部が24時間テレビの寄付金などを含めた1100万円余りを着服していたことが発覚。6月には今年も番組を放送することを決定し、水卜麻美アナウンサー(37)が不祥事を謝罪する事態に。番組テーマも「愛は地球を救う」から「愛は地球を救うのか?」に変更された。

 台風10号接近の影響で悪天候が懸念される中、午後6時半に番組はスタート。冒頭では雨の日産スタジアムが映り、看板企画のチャリティーマラソンで走るタレントのやす子(25)が、マラソンによる児童養護施設への募金をPR。両国国技館ではお笑いコンビ「くりぃむしちゅー」上田晋也(54)らの総合司会で、パリ五輪に出場したアスリートや大相撲の力士らが談笑。その後、やす子が児童養護施設で過ごした思春期時代を回想する映像に切り替わった。

 ただ、開始30分で不祥事に関する言及は一切なし。このため、X(ツイッター)は「なんで何もなかったように始めるんだろう」「冒頭は不祥事の謝罪から始めるのが筋だと思うんやがな」「まず謝罪をしろよ」「募金着服の謝罪はしないで、やす子のマラソンの話からスタートするんだ…」「番組の根幹となる募金に手をつけ、着服しといて視聴者に一切の経緯報告もしない」「謝罪するのかな?と思ったらスルーされててちょっとびっくり」「謝罪なしにチャリティー募金してはおかしな話」と荒れていた。