「パラ中継すればいいのに」高まる『24時間テレビ』不要論、スポンサー募金箱は“ゴミ箱化”

AI要約

日本テレビ系列の『24時間テレビ』に対する批判が高まっている。

パラリンピック中継を提案する声も上がっている。

不祥事や番組制作への懐疑の声も根強い。

放送日には台風の影響もあり、視聴者の安全に対する配慮が求められている。

マラソンの強行に対する批判も多く見られる。

SNS上では、やらない選択が安全だとの声も多い。

番組への批判が集まる中、募金にも影響が出ている。

募金箱の空になりつつある状況が報告されている。

視聴者の関心や信頼が失われつつあるのが現状だ。

「パラ中継すればいいのに」高まる『24時間テレビ』不要論、スポンサー募金箱は“ゴミ箱化”

《24時間テレビで障害者を取り扱うなら、パラリンピックを中継すればいいのに。。。》

 日本テレビ系列で8月31日と9月1日に放送される『24時間テレビ』。8月30日、実業家のひろゆき氏が自身のXでこう発言し、多くの賛同の声が寄せられている。

《パラリンピックなら見たいけど、24時間テレビはパス》

《愛は地球を救うとか言っておきながら、やることが表面的》

『24時間テレビ』への批判が高まっている背景には、昨年発覚した不祥事による要因が大きい。

「日本テレビ系列の『日本海テレビ』で、経営戦略局局長を務めていた社員が、10年もの間『24時間テレビ』への寄付金を継続的に着服していたことが判明したのです。着服金は総額1000万円を超え、同局長は懲戒処分となりました。それでも視聴者に与えたショックは大きく、そんな不祥事があった中、今年も放送を継続する日テレの姿勢に批判の声が相次いでいます」(テレビ誌ライター)

 加えて、番組の制作姿勢にも批判が集まっている。

「現在、台風10号が接近していて、関東でもすでに住宅浸水や土砂崩れなどの被害が出ています。放送日の31日から1日にかけて台風10号は熱帯低気圧に変わると予想されていますが、それでも雨が強まることもあり、引き続き警戒は必要です。しかし、日テレは30日の午後3時に発表した情報で、《やす子さんのマラソンに関しては、安全に配慮しながら実施する方法を検討中です》と発表したのです。チャリティーマラソンは番組の目玉として毎年注目を集めていますが、悪天候の中、強行することは得策ではないように思います」(スポーツ紙記者)

 これについて、SNS上では、

《やらないことが1番安全に配慮している気がする》

《マラソンになぜそこまでこだわるんだろう?》

《本人の安全より利益優先なんだ》

 といった批判や懐疑の声が上がっている。

 世間からの風当たりが強い『24時間テレビ』だが、ついに影響は募金にも及んでいる。番組のスポンサーであるイオンには、一部の店舗で24時間テレビの募金箱が設置されているのだが、

「募金箱は、いらなくなったレシートのゴミ箱と化しています。イオンへ行った際、募金箱を見ると、中にお金はほとんど入っておらず、レシートでいっぱいになっていました。集まったお金が着服されていたことや、現在の物価高の状況も相まって、一般の感覚なら募金しようという気はなくなりますよね……」(イオンに来店した客)