<虎に翼>まるで“家政婦扱い”の百合さんに視聴者同情 「顔色うかがってばかり」「正す人がいなかったからこうなった」

AI要約

伊藤沙莉さん主演のNHK朝ドラ「虎に翼」第106回では、寅子と義母・百合の関係が描かれ、百合の立場に同情の声が集まる。

百合は家族のために奮闘し、自分の存在意義を見出そうとしているが、家族からは家政婦扱いされている様子が描かれる。

朋一の態度など、百合に対する扱いに対して視聴者からは批判の声も上がっている。

<虎に翼>まるで“家政婦扱い”の百合さんに視聴者同情 「顔色うかがってばかり」「正す人がいなかったからこうなった」

 伊藤沙莉さんが主演するNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「虎に翼」(総合、月~土曜午前8時ほか)の第106回が8月26日に放送され、寅子(伊藤さん)の義母・百合(余貴美子さん)の家族内での立ち位置に、視聴者から同情の声が寄せられた。

 第106回では、星家で暮らしはじめた寅子と優未(毎田暖乃さん)。ある朝、寅子が台所に向かうと、百合と優未が朝食を準備していた。

 寅子が百合のことを「お義母さん」と呼ぶと、百合は「お義母さん……」とつぶやき、うれしそうにほほ笑む。百合は、後妻で実子もいないため、亡き夫・朋彦(平田満さん)の前妻に申し訳ない気持ちがあり、家族に「百合さん」と呼ぶようお願いしてきたと明かした。

 そこに、航一(岡田将生さん)と、長男の朋一(井上祐貴さん)、長女ののどか(尾碕真花さん)が起きてくる。百合は毎朝、家族のために和食と洋食の両方を用意しており、寅子が「もしご家族が全員パンがいいと言った場合、用意していたおみそ汁やご飯はどうなるんですか?」と質問すると、百合は残ったものは自分が昼食や夕食に食べると返答した。

 その夜、寅子と航一が帰宅すると、食事中だった百合は「今、ご飯お支度しますね」と席を立つ。寅子は「ゆっくり食べててください。着替えたら私たちも自分たちでやりますから」と百合を気遣った。そして、「お義母さん、お弁当とってもおいしかったです」と感謝を伝え、百合もうれしそうな様子を見せた。

 するとそこに、朋一が帰宅。夕食を外で食べてきた朋一は、「お風呂入ろうかな。沸かしてくれる?」と百合に言い、さらに、百合の作った弁当の味に注文をつける。

 見かねた寅子が、朋一に苦言を呈すると、朋一は「ご指摘ありがとうございます」と返しつつも「母親面はやめてください」と寅子に反発。百合が朋一に、寅子に謝るよう伝えると、朋一は「百合さんは黙っていてくれないかな」と言い返した。

 星家での百合の立場に、SNSでは「完全に家政婦扱い……」「百合さんに接する態度はダメだよなあ。それを正す人がいなかったからこうなったんだよね」「とってもしんどそう」「顔色うかがってばかり」「百合さんはそういう方法でしか星家における自分の存在意義を見いだせなかったのか」など、同情の声が上がっていた。