<私のはじめて>大竹しのぶ 演じるために身につけた三味線と琴「日本の楽器の奥深さを知った」

AI要約

大竹しのぶさんが初めて三味線や琴を弾いた際の思い出を振り返る。

楽器の奥深さを知り、難しさを感じながらも喜びを見出す。

「インサイド・ヘッド2」で再びカナシミの声を担当し、感じた世界観について語る。

<私のはじめて>大竹しのぶ 演じるために身につけた三味線と琴「日本の楽器の奥深さを知った」

 今をときめくスターやアーティストにも、初出演、初イベント、初ライブなど必ず存在する“はじめて”の瞬間。そんな未経験ならではのドキドキの瞬間を、本人に振り返ってもらうのが「私のはじめて」です。今回は、ヒット中のディズニー&ピクサー映画「インサイド・ヘッド2」(ケルシー・マン監督)の日本語吹き替え版で2015年の前作に引き続きカナシミの声を担当した俳優の大竹しのぶさんに、初めて三味線や琴を弾いたときのことを振り返ってもらいます。

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 昨年、お芝居の中で、三味線とお琴を初めて弾いたんです。それはすごく面白い経験でした。

 三味線は舞台で、お琴はテレビドラマで弾いて、日本の楽器の奥深さを知り、今からでもちゃんと勉強したいなと思いました。

 やっぱり、初めてだったのでいろいろ難しかったですね。本当に一から始めたので。でも、だんだんと昨日より今日、今日より明日と弾けるようになる喜びも知りました。

 どちらかというと三味線の方が難しかった。お琴は弦を押さえるところが見られるけれど、三味線は押さえるところが見られない。しかも芸者の役だったから(うまいはずなので)、余計見られない。それがすごく難しかったです。

 でも、どちらもそれっきり触っていないので、ちゃんと練習しなくちゃと思います。機会があれば、もうちょっと深めていきたいですね。

 今回、私は「インサイド・ヘッド2」(ケルシー・マン監督)で9年前と同じカナシミの声を担当しました。

 この映画を見て感じたのは、ヨロコビを中心に世界が出来上がっていくことを意識して生きていけたらいいなということです。ヨロコビをみんなで支えるというか、他の感情は出しゃばらず、サポートするというような感じで、カナシミもシンパイもイカリもビビリも必要なんだけど、やっぱり中心にいるのはヨロコビだという世界になればいいなって思います。

 子供が見たらどう思うんだろうっていう興味もありますけど、やっぱり大人に見てほしいなって思います。子育てをしている親御さんやこれからがある若い人にも見てもらいたいですね。