誰もいない指揮台でも小澤征爾さんの世界表現 SKOが奏でた松本フェスティバルの「奇跡」

AI要約

30年以上前、指揮者の小澤征爾さんが仲間たちと始めた音楽祭が今年も長野県松本市で開かれている。逝去から半年がたつが、仲間と作ってきた音楽は今年も鳴り響いている。

沖澤さんが登場したのは8月10、11日に開かれたオーケストラ公演。かつて小澤さんがそうしたように、オーケストラの楽員と一緒に、肩を並べて舞台に現れた。

終演後、関係者を前にあいさつした沖澤さんは、SKO発足のきっかけとなった、小澤さんの最初の師で指揮者の斎藤秀雄さんと小澤さんに触れ、「2人の残してくださったものを、私は時間をかけて掘り下げていきたい」と決意を語った。