戸田恵子 過去舞台主演は「“とにかくいやだったな”という思い出」2年ぶり再演で「より可愛く演じたい」

AI要約

女優の戸田恵子が待望の再演舞台「裸足で散歩」で約40年前の出演について感慨深く語る。

戸田は前回にコリーを演じ、高田夏帆が演じる姿に感心し、良い出会いだったと振り返る。

本作は1963年にニール・サイモンによって書かれ、世界中で愛され舞台から映画化までされる。元吉泰が演出を務める。

戸田恵子 過去舞台主演は「“とにかくいやだったな”という思い出」2年ぶり再演で「より可愛く演じたい」

 女優の戸田恵子(66)が24日、都内で行われた舞台「裸足で散歩」稽古場会見に出席した。

 2022年に全国5カ所で上演され、今回待望の再演。前回に引き続きの参加する喜びを伝えた。

 戸田は、約40年前に新妻コリーを熱演。「こんなにしゃべる舞台に“とにかく嫌だったな”という思い出がある」と本音を漏らした。22年からコリーを演じた高田夏帆が、純粋無垢に演じる姿を当時の自分と重ね合わせては「凄いな~」と感心していたと振り返る。

 当初は不満感を抱いていたものの、時を経て「良い出会いだったなと感じた」としみじみ。高田から役について質問されることもあるが、「大きな役にトライしたことをすっかり忘れていて、何一つ答えられることがなくって」と苦笑いで「40年前のことはどうか聞かないでほしい…」とユーモアたっぷりに願った。

 22年からはコリー(高田夏帆)の母・パンクス夫人を演じていて、「母としてちゃんと成り立っていたのかなと思っていた」と不安も「前回より可愛く演じたい」とおちゃめな笑顔を見せた。

 この日、戸田とともに、加藤和樹、高田夏帆、福本伸一、松尾貴史も登場した。

 プロードウェイを代表する喜劇作家ニール・サイモンによって1963年に書かれた戯曲である本作は、舞台に続き映画化されると大ヒット。世界中で愛された作品を「僕のヒーローアカデミア The "Ultra” Stage」の演出や、ミュージカル「ジョジョの奇妙な冒険ファントムブラッド」の脚本・作詞で話題を集めた元吉泰が務める。