「原神」運営元の新作「ゼンゼロ」サービス開始直後からDL数＆収益成長で首位…日本では月間1位も記録
中国の大手ゲームパブリッシャーmiHoYoが開発した新作ゲーム『Zenless Zone Zero』が世界的な成功を収めている。
ゲームは、アクション性の高い戦闘システムと3Dアニメ風のグラフィックでミッドコアのゲーマーに支持されており、ダウンロード数と収益の両方で好成績を残している。
一方で、独立系開発者の『Offline Games - No Wifi Games』も世界中で人気を博し、特に新興市場で首位を獲得している。
モバイル市場調査会社のSensor Towerが取りまとめた2024年7月のモバイルゲーム市場動向によると、中国の大手ゲームパブリッシャー「miHoYo」が開発した新作ゲーム『Zenless Zone Zero（ゼンレスゾーンゼロ）』が、ダウンロード数と収益の両面で好スタートを切ったことがわかった。
Zenless Zone Zero、通称ゼンセロは今年の7月4日に全世界同時リリースされた新作モバイルゲームとして、日本でもHOYOVERSEブランドとして展開している。SFを題材とする同作はmiHoYoの従来のRPGタイトルとは一線を画す、よりアクション性の高い戦闘システムを特徴とし、3Dアニメ風のグラフィックを採用することで、ミッドコアのゲーマーを中心に支持を集めているという。
そんな同作は、全世界のダウンロード数成長ランキングで2位を獲得し、月間ダウンロード数でも9位にランクインした。特にリリース直後の1週間で中国、アメリカ、日本、韓国、ブラジルなど27の市場でダウンロード数首位を記録。さらに、日本と韓国では大々的にキャンペーンを行っており、7月の月間ダウンロード数でも1位を獲得している。
収益面では、同作が全世界の収益成長率ランキングで首位を獲得し、絶対収益でも13位にランクインした。主要市場は中国、日本、アメリカ、韓国と続いており、有償通貨の課金モデルに加え、メンバーシップ型のサブスクリプションも採用している。
また、同作が属する「ハックアンドスラッシュ」と呼ばれるジャンルはアクションゲームのなかでもマネタイズしやすいものとしており、すでにリリースされている『俺だけレベルアップな件』のゲーム化タイトルとともに「過去4年間で最高の水準に押し上げました」と報告している。
一方で、7月のモバイルゲーム市場全体を見ると、独立系開発者JindoBluの『Offline Games - No Wifi Games』が、世界のダウンロード数成長と絶対ダウンロード数で首位を獲得した。同作は、インターネット接続が不要なカジュアルゲームで、特にインド、ブラジル、インドネシアなどの新興市場で人気を博している。
