パク・ソジュン来日記念!ドラマからリアリティ番組まで活躍を振り返り

AI要約

韓国の俳優パク・ソジュンの活躍と来日情報を紹介。

過去の作品や人気ドラマでの演技について紹介。

最新作やリアリティ番組での奮闘、今後の活動に期待。

パク・ソジュン来日記念!ドラマからリアリティ番組まで活躍を振り返り

韓国の人気俳優パク・ソジュンが、ファンミーティング「2024 PARK SEO JUN FANMEETING ‘ソジュンシ(時)’」で来日中だ。

5月に渋谷PARCOで開かれた韓国のファッションブランド「NOICE」のPOP-UPイベント以来3か月ぶり、今年2度目の来日となる。ファンミーティングは8月23日(金)には東京・有明アリーナ、8月25日(日)には大阪・おおきにアリーナ舞洲にて開催され、東京公演は動画配信サービス「FOD」で生配信される。

ドラマ「梨泰院クラス」での世界的ブレイク、ハリウッド映画『マーベルズ』への出演や、家族のように仲良しな食リアリティ番組「ソジンの家」など、常に話題を振りまくパク・ソジュンの活躍を紹介する。

「魔女の恋愛」ブレイクのきっかけに

韓国・ソウル特別市出身。12月には36歳となるパク・ソジュン。兵役を終えた後、2012年にドラマ「ドリームハイ2」で本格的に俳優活動をスタート、2014年に放送された「魔女の恋愛」でブレイクを果たす。

今作は、失恋が尾を引き、強い女として生きる39歳の通称“魔女”と、そんな彼女を放っておけない25歳の通称“便利屋”の恋物語。

スクープのためなら手段を選ばず、後輩にも手厳しいことから“魔女”と呼ばれる熱血記者パン・ジヨンを演じたのは、ドラマ「医師チャ・ジョンスク」や音楽バラエティ番組でも活躍、“韓国のマドンナ”とも呼ばれたオム・ジョンファ。

出会いは最悪、なぜか隣人で、なりゆきで仕事場も一緒になり、まさかの同居、やがてジヨンに惹かれていく“バイトの達人”ユン・ドンハを好演。仕事への情熱を尊敬しながら、強いようで脆いジヨンとお互いの心の傷を癒すように深まっていく恋愛で、人柄を映すような柔らかな微笑みから愛らしく甘える姿、頼もしさや包容力なども見せた。回を追うごとに洗練されていくオーラにも要注目。

「魔女の恋愛」はABEMA、FOD、Huluほかにて配信中。

「彼女はキレイだった」スーツ姿も話題に

その後も主演するラブコメドラマが次々とヒットし、“ラブコメの神”と呼ばれる存在となったパク・ソジュン。2015年に出演した「彼女はキレイだった」は、中国に続き、日本でも2021年にリメイクされた。

子どもの頃、優等生だったヘジンは、いまや何をするにも冷遇され就職活動も上手くいかない日々。そんなある日、いじめられっ子だった初恋相手のソンジュンと15年ぶりに会うことになるが、待ち合わせ場所に現れたのは、完璧なエリートに成長したソンジュン。

気後れしたヘジンは、大親友で超美人のハリに自分の代役を頼んでしまう。後日、ファッション誌の編集部で働くことになったヘジンの前に、新しい副編集長としてソンジュンがやってきて…。

「キルミー・ヒールミー」(2015)のファン・ジョンウムと再共演、子ども時代の初恋から時を経て再会し、仕事の面でも困難を乗り越えていく姿が人気を呼んだ珠玉のロマンチック・ラブコメディ。自身の優秀俳優賞やネットユーザー人気賞を含め、その年の「MBC演技大賞」10冠に輝き、本国での人気を確かなものにした。

「彼女はキレイだった」はABEMA、ディズニープラス、Netflixほかにて配信中。

「梨泰院クラス」で世界中から熱視線

一方、スクリーンでは『悪のクロニクル』(2015)で主人公のベテラン刑事を慕う新米刑事役に、日本でリメイクされた『ミッドナイト・ランナー』(2017)はカン・ハヌルと熱血学生コンビを演じて大鐘賞など新人男優賞を受賞する。

また、ハン・ヒョジュ出演『ビューティー・インサイド』(2015)では、毎日目覚めると姿が変わってしまう家具デザイナー・ウジン役の1人を演じたことでも注目を集めた。

そして2020年、新たなファンを呼び込み、大旋風を巻き起こしたのがNetflixを通じて世界配信された「梨泰院クラス」だ。

尊敬する父親(『悪のクロニクル』のソン・ヒョンジュ)や夢を失いながらも、梨泰院に小さな店を構えた青年パク・セロイが、仲間とともに成功を掴むため、因縁ある大企業相手に戦いを仕掛ける痛快ストーリーは日本でも大人気に。「六本木クラス」として日本リメイクもされた。

「彼女はキレイだった」や「キム秘書はいったい、なぜ?」(2018)などで確立したクールなエリートや“副社長”のイメージから一新、生き方は不器用だが一生懸命な主人公セロイは新境地に。セロイのトレードマークである、いがぐり頭のヘアスタイルも社会現象となった。

「梨泰院クラス」はNetflixにて配信中。

素顔がのぞく「IN THE SOOP フレンドケーション」

「サム、マイウェイ ~恋の一発逆転!」(2017)では、学生時代にテコンドー選手として活躍したものの夢破れ、幼なじみのチェ・エラ(キム・ジウォン)とは“友達以上恋人未満”の関係から抜け出せないコ・ドンマンを演じたパク・ソジュン。“ラブコメの神”の一方で、韓国ではその等身大の親しみやすさから“国民の男友達”とも呼ばれることになる。

そんなパク・ソジュンは『ミナリ』のアカデミー賞俳優ユン・ヨジョンが取りまとめる「ユン食堂」や「ユンステイ」、シーズン2もスタートした「ソジンの家」など、リアリティ番組での奮闘ぶりも魅力。

なかでも「IN THE SOOP フレンドケーション」(2022)は、韓国エンタメ界きっての“リア友”グループ5人組、通称“ウガファミリー”が3泊4日の友情旅行に出るトラベルリアリティショーとして反響を呼んだ。

新人時代からの親友で「ソジンの家2」でも一緒に奮闘中のチェ・ウシクと、高校の同級生でプロデューサー兼シンガーソングライターのPeakboy(ピークボーイ)、青春ロマンス時代劇「花郎<ファラン>」(2016)で共演したパク・ヒョンシクと「BTS」Vという、超豪華なウガファミリー。

そのメンバーたちから精神的に頼れる“父親”のような存在といわれ、俳優論の一端も聞くことができる貴重な番組となっている。

「IN THE SOOP フレンドケーション」はディズニープラス スターにて配信中。

『コンクリート・ユートピア』極限下で豹変していく青年に

チェ・ウシクが出演する第92回アカデミー賞作品賞『パラサイト 半地下の家族』(2019)へのカメオ出演に続き、IUと共演した映画『ドリーム ~狙え、人生逆転ゴール!~』(2023)のNetflix配信、キャプテン・マーベルと縁のあるヤン王子役で『マーベルズ』(2023)へ出演するなど、グローバルな活躍も目を見張る。

昨夏、韓国で公開され初登場動員数1位を記録、第96回アカデミー賞国際長編映画賞の韓国代表作品に選出された『コンクリート・ユートピア』では、大地震の後、一瞬にして廃墟となったソウルで唯一残った高層マンションを舞台に壮絶なサバイバルと濃密な人間ドラマを繰り広げた。

演じたのは、無法地帯となったマンションを取り締まる住民代表ヨンタク(イ・ビョンホン)の常軌を逸したカリスマに心酔し、愛する妻ミョンファ(パク・ボヨン)との間に溝が生じていくミンソン。荒廃した世界で真の“ユートピア”とは何なのかを問う、クライマックスの夫婦のシーンは必見だ。

『コンクリート・ユートピア』はPrime Videoほかにて配信中。

さらに2024年は、ハン・ソヒと共演するNetflixシリーズ「京城クリーチャー」シーズン2の配信開始を控えている。

シーズン1から78年後、現代を舞台に描かれる最新作の行方とともに、パク・ソジュンが新たに披露する魅力にも期待したい。