ひろみちお兄さんが退院を報告 脊髄梗塞を公表してから約2か月での退院に医師は「奇跡的な回復だと思います」
体操のタレントである佐藤弘道さんが脊髄梗塞で入院し、2か月後に奇跡的に退院したことが報告された。
佐藤さんは現在まだ下半身の麻痺やしびれが残っており、リハビリを継続している。
医療関係者やご本人の努力により、歩けるようになるまで回復したことが述べられている。
体操の「ひろみちお兄さん」として知られるタレントの佐藤弘道さん(56)。
2024年6月2日に脊髄梗塞のため入院をしていましたが、8月20日に所属事務所の公式Xにて無事退院したことを報告しました。
1993年からNHK教育番組「おかあさんといっしょ」第10代体操のお兄さんを12年間、2005年よりNHK「あそびだいすき」を3年間務め、“ひろみちお兄さん”の愛称で慕われた佐藤さん。
2007年には「めざまし体操第3」の振り付けを担当してくれました。
そんな幅広い世代から人気を集めた佐藤さんは、6月13日に所属事務所を通じて「脊髄梗塞」を発症したことを発表。下半身まひの状態となり、活動を休止していました。
「脊髄梗塞」は、前触れもなく突然背中に痛みが走るなどした後、足などにまひや感覚障害の症状が出るといいます。
症状を公表した佐藤さんのコメントには「今は全く歩けません。リハビリでどこまで回復するかわかりませんが、現実と向き合い、今できることを一生懸命に行い、また皆様にお会い出来る日を楽しみにしております。」と回復に向けて取り組むことを明かしていました。
自ら立ち退院を報告したひろみちお兄さん8月20日に所属事務所のSNSで公開された写真ではグレーのジャケットを羽織り、拳を上げる佐藤さんの姿が。
自らの足で立って笑顔を見せており、一緒に投稿された動画では支えられることなく歩く様子も見せています。
佐藤さんは直筆のメッセージで「『脊髄梗塞』で緊急搬送をされて入院をしておりましたが、医療従事者の皆様、リハビリをしてくださった作業療法士・理学療法士の皆様のお陰で奇跡的に歩くことが出来るようになり、無事に退院することが出来ました。」と退院したことを報告しました。
入院を公表してから約2か月での退院に医師は…
足立慶友整形外科 北城雅照理事長:
この2か月間で歩けると、1分間も立っていられるというこの事実は奇跡的な回復だと思います
傷んでしまった神経の領域が狭かったんじゃないかと思うのですが、ご本人のたゆまぬ努力があったし、医療関係者の方々のサポートがあったんだろうなと思います
歩けるとはいえ、まだ下半身の麻痺やしびれが残っているという佐藤さん。
「失ってしまった機能もある為、一般の方々のような歩き方は出来ません。次のステップに向けて通院リハビリ及び自宅リハビリは続きます」と今後もリハビリを続けていくことを明かしています。