マララ・ユスフザイ、テイラー・スウィフトのThe Erasでコンサートを初体験「すべての少女が音楽を楽しめる世界になりますように」

AI要約

ノーベル平和賞受賞者で人権運動家のマララ・ユスフザイがテイラー・スウィフトのコンサートを初めて体験し、感動を語った。

音楽が禁止された過去を持つユスフザイが、音楽の自由と大切さを訴えている。

テイラー・スウィフトの楽曲「Wildest Dreams」にかけた言葉で締めくくり、音楽を通じて夢を追い求めるすべての少女のために願っている。

マララ・ユスフザイ、テイラー・スウィフトのThe Erasでコンサートを初体験「すべての少女が音楽を楽しめる世界になりますように」

ノーベル平和賞受賞者で人権運動家として活動しているマララ・ユスフザイ。テイラー・スウィフトのワールドツアー「The Eras」の公演を鑑賞、初めてのコンサートを体験した心境を明かした。

先週末、ロンドンのウェンブリースタジアムで開催されたテイラーの公演を見に行ったユスフザイ。夫のアーサー・マリクや友達も一緒だった。公演後インスタグラムを更新、スタジアムで撮影した夫との2ショットを投稿した。コンサートで撮った写真に混じって、なぜか少女時代に遠足で撮影したショットが混じっている。その理由についてユスフザイはこう綴っている。「スワート渓谷での一番の思い出は中学時代に親友のモニバといった遠足だ。緑豊かな山の中に隠れている滝を見に行った。私たちはとても興奮していた。やっと学校に行くことが許され、友達と一緒に外で笑ったり歌ったりすることができたから」。

「音楽や芸術が禁止されていた時期を生きてきた私にとって、音楽は贈り物のように感じられた。モニバと私はできるだけ高い岩を見つけてその上に登り、クラスメートと先生たちに新しいお気に入りの歌『Love Story』を披露すると告げた。私たちは1秒ごとに感じる喜びを胸に心を込めて歌った。それが私のスウィフティーズとしての旅の始まりだった。初めて行ったちゃんとしたコンサートがテイラー・スウィフトの公演で、友達に囲まれて全曲を一緒に歌うなんて魔法のような気持ちだ」。

「3年前、アフガニスタンではタリバンが政権を奪還した。再び街角から音楽はなくなり、少女や女性は学校や仕事、公共の場所から閉め出されている。スワート渓谷では音楽が私と友人に自信と自由を与えてくれた。いつかすべての少女が音楽を楽しみ、途方もない夢(Wildest Dreams)をかなえられる世界になることを私は願っている」。テイラーの楽曲「Wildest Dreams」にもかけた言葉で締めくくっている。フォロワーからは「スウィフティーズのストーリーの中でも最高のエピソードだ」「滝で歌う若き日のマララのことを思うと涙が出る」と感動するコメントが寄せられている。音楽や歌が禁じられた世界を知っているユスフザイにとって、何万人もの観客が一緒に歌うスタジアムはまさに魔法のような空間だったはず。彼女の言葉通り、すべての少女が音楽を楽しめる世界が実現することを祈りたい。