青山凌大&今井悠貴、『虎に翼』寅子の息子たちはどんな俳優? 代表作に『3年A組』など

AI要約

新潟赴任期間が終了し東京に戻ってきた寅子。息子たちも成長し、花江に恩返しをする決意を固める。

青山凌大演じる直人と今井悠貴演じる直治が登場し、それぞれの個性が光る。直人は実直で真面目、直治はハッピーオーラ満点のお調子者。

青山はジュノン・スーパーボーイ・コンテスト準グランプリを受賞し、今井は子役出身で『3年A組』などで活躍。2人とも朝ドラ初出演。

青山凌大&今井悠貴、『虎に翼』寅子の息子たちはどんな俳優? 代表作に『3年A組』など

 寅子(伊藤沙莉)の新潟赴任期間が終了し東京に戻って来ることになった『虎に翼』(NHK総合)第20週。猪爪家での生活が再び始まったが、花江(森田望智)の息子たちも大学生と高校生に育ちキャストが変わった。

 大学で法律を学ぶ長男・直人役を演じているのが青山凌大。ジャズに夢中で四六時中サックスを吹いている高校生の次男・直治役を務めるのが今井悠貴で、2人とも本作が朝ドラ初出演となる。

 直人も直治も、今は亡き父・直道(上川周作)が出征前に言い残した「お母さんをよろしく頼む」という言葉をしっかりと覚えている。そして花江に恩返しをしたいという直明(三山凌輝)に「その役目は僕らのもの」だとはっきり伝え、花江を感激させていた。

 見るからにしっかり者な直人役の青山は、2020年に開催された第33回「ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」で準グランプリを受賞。2021年に『仮面ライダーリバイス』(テレビ朝日系)へのゲスト出演で俳優デビューを果たした。

 直近では、4月期ドラマ『イップス』(フジテレビ系)第7話にゲスト出演し、本人の特技であるアイススケートを生かした将来を嘱望されているフィギュアスケーター・倉科吹雪役を好演。プライドも高くいけすかないところもある役どころを演じており、『イップス』のコメディテイストにもよく馴染んでいた。『虎に翼』で見せている実直さとは全く異なる青山の表情が観られる。

 一方、父・直道にそっくりなマイペースぶりとお調子者ぶりを発揮している、ハッピーオーラに溢れた直治役の今井は子役出身。『名前をなくした女神』(フジテレビ系)ではりょう演じる女社長の息子役を好演、大河ドラマ『西郷どん』(NHK総合)の主人公・西郷隆盛(鈴木亮平)の息子・菊次郎を熱演していた。

 特筆すべきは、『3年A組 ―今から皆さんは、人質です―』(日本テレビ系)で電脳部所属の西崎颯真役というキーパーソンを務めたことだ。自身の嫉妬心が招いてしまった過ちによる罪悪感に苛まれ続けながらも、勇気を持って成長する過程を見せてくれた。矢印が内側にこもりがちな『虎に翼』とは正反対のキャラクターだったが、自身の代表作となったと言えるだろう。

 『虎に翼』では場を和ませる役割を果たし、直明が恋人の田沼玲美(菊池和澄)を家に連れてきて開廷された「家族裁判」でもふっと場が緩んだ瞬間に大きな声を上げて笑い転げたり。一件落着の展開に「よし、今こそ俺のサックスだな」と張り切るも周囲にスルーされたりと、かわいげ満載の憎めない役どころを担っている。

 玲美が加わり、航一(岡田将生)も訪れ新形態を迎えるだろう猪爪家も、それに少しの不安を滲ませる花江も、このバランスの良い息子2人がいればきっと賑やかに軽やかに変化を乗り越えていけそうだ。