佐藤大樹、作品のキーパーソンを演じたことや萩原利久との共演で「忘れられない夏になりました」<降り積もれ孤独な死よ>

AI要約

成田凌が主演を務める「降り積もれ孤独な死よ」の第7話が放送され、冴木仁の弟・蒼佑と冴木の後輩刑事・鈴木が死亡する展開が描かれる。

本作は13人の子どもたちの白骨死体事件をきっかけに、過去と現在の事件が絡み合うヒューマンサスペンス。

蒼佑と鈴木を演じた萩原利久と佐藤大樹からは、共演の感想や現場での学びなどについてコメントが寄せられた。

佐藤大樹、作品のキーパーソンを演じたことや萩原利久との共演で「忘れられない夏になりました」<降り積もれ孤独な死よ>

成田凌が主演を務める「降り積もれ孤独な死よ」(毎週日曜夜10:30-11:25、読売テレビ・日本テレビ系※Tver、Huluにて配信)の第7話が8月18日に放送された。冒頭10分で、成田演じる刑事・冴木仁の弟・蒼佑(萩原利久)と、冴木の後輩刑事・鈴木(佐藤大樹)が死亡するという展開に。”ロス”の声が上がる中、萩原と佐藤からコメントが寄せられた。(以下、ネタバレを含みます)

■予測不能な結末へ誘うヒューマンサスペンス「降り積もれ孤独な死よ」

本作は、原作・井龍一、漫画・伊藤翔太による同名漫画(講談社「マガジンポケット」にて連載中)をベースに、オリジナル要素を付け加えてドラマ化。

13人の子どもたちの白骨死体が見つかった、通称・灰川邸事件から7年。一人の少女の失踪事件をきっかけに、灰川邸事件の現場に残されていた謎のマークが再び浮かび上がる。過去と現在、2つの事件の謎が降り積もる中で真相が紐解かれていく、スリリングなヒューマンサスペンスとなっている。

凄惨な事件を捜査する主人公の刑事・冴木仁を成田、冴木の前に現れる謎の女性・蓮水花音を吉川愛、事件が起きた屋敷の持ち主で容疑者でもある灰川十三を小日向文世が演じる。ほか、冴木の先輩刑事・五味明日香を黒木メイサ、冴木の後輩刑事・鈴木潤を佐藤(FANTASTICS from EXILE TRIBE)、花音と同じく灰川邸に住んでいて生き残った子どもであり、冴木の腹違いの弟である瀧本蒼佑を萩原、2024年の現代パートでの週刊誌記者・森燈子を山下美月が演じる。

■冒頭10分で衝撃の展開が描かれた第7話

第7話では、冒頭10分で蒼佑と鈴木が死亡する衝撃の展開に。「暴力を受けて育った子供が、また暴力をふるうようになるなら、そんな負の連鎖は、断ち切った方がいいんじゃないですか?死ぬことで」という鈴木が放ったこの言葉に冴木は怒りに我を忘れ、鈴木を殴り続ける。冴木の隙をついて、冴木の拳銃を奪った鈴木が放った銃弾は蒼佑の背中へ。蒼佑は命を落とす。

そして鈴木も、実の父である灰川が愛ゆえに自分を息子だと認めなかった事実を知り、自ら死を選ぶ。

■佐藤「現場での学びがものすごく多かった作品」

――蒼佑と鈴木、それぞれを演じ切った感想は?

萩原:6話の終わりから7話にかけて、監禁されて死亡するまでのシーンをゴールとして演じてきた面が強くあったので、手応えとしては、すごく良い環境で、良いものをやらせていただいたなというのがあります。

大樹くんとは、拉致・監禁されて以降のシーンではガッツリとお芝居させてもらいましたが、それまでのシーンではほとんど絡んでいなかったので、「きっと裏ではあんなことしているんだろう」みたいな想像をして、こちらも気持ちを高めていきました。なので、2人の演技がガチャンと当たった時は、現場の雰囲気含めて、すごく良いシーンになったのではと感じ取れて。総じて楽しくもあり、刺激もありで、素敵な現場だったなと思います。

佐藤:原作も読ませていただき鈴木潤というキャラクターは作品においてキーとなる人物だというのは自負していたので、演じるにあたってとても大きなプレッシャーを感じていました。どういう風に演じようかなとクランクイン前までは不安でしたが、座長の成田さん含めて、利久や吉川愛さんや共演者の皆さんに助けられて、役をまっとう出来たんだなと改めて実感しています。

何より現場での学びがものすごく多かった作品だったと思います。たった2カ月ほどでしたが、僕にとって忘れられない夏になりました。特に利久は昔から知っていたし、同世代の仲間でもあったので、一緒にお芝居ができてすごくうれしかったです。

萩原:ずっとお互いに知っているし、知っていたからこそ、共演が決まって一緒になったと思いきや、全然会わないから。

佐藤:ほんとに監禁するシーンから3日間連続ぐらいしか会ってない。監禁のシーンなどが続くので、現場も重たくなるのかなって思っていたんですが、カメラが回っていないところでは常に3人(佐藤・萩原・吉川)でたわいもない話をしていて。リラックスした雰囲気で撮影に臨めたので、おふたりにとても感謝しています。おふたりは自分より若いのに、引き出しとか見せ方とか演じ方がすごいなって間近で勉強できたので、本当に楽しかったですね。

■萩原「生き返りません(笑)」

――蒼佑ロス、鈴木ロスになっている視聴者の方にメッセージをお願いします。

萩原:ロスを感じていただけるのはうれしいなと思いつつ、物語はまだまだ続くので、ちょっと頭の片隅に、たまに我々が匂ってくれれば。本編がどんどん進んでいくので、ぜひ最後まで結末を見届けていただきたいです。

僕らもこれ以降の話はほぼ現場を見てないので、同じ目線で見届けることになる気がします。8話以降もぜひこのまま見続けてくれたらうれしいなと思います。

佐藤:原作でも描かれていない2024年でのオリジナルストーリーになっているので、僕らも一視聴者としてすごく楽しみです。鈴木潤に関しては7話までのあの時のあの行動がこういうことだったという伏線が回収されるシーンや回想シーンも出てくるので、顔に傷がある男との関係や花音との関係なども答え合わせができるようになっていると思います。

原作ファンの方もそうでない方も楽しめる展開が待っていると思います。ロスって言ってもらえるだけ有難いですが、蒼佑と潤以外も素敵な魅力的なキャラクターだらけなので、ぜひ今後の展開や今後現れる事件の真犯人にも注目しながら最後まで楽しんでほしいなと思います。

――どんでん返し続きの本作ですが、「2人が実は生きていた」という展開は?

萩原:ロスって言っていただけただけでね、本当にありがとうございます。でも、生き返りません(笑)。

佐藤:それだけは(笑)。