『ブレイド』から26年…ウェズリー・スナイプス62歳の波瀾万丈な役者人生

AI要約

ウェズリー・スナイプスは、映画『ブレイド』で知られる俳優であり、マーシャルアーツの腕前も持つ。彼は映画デビュー以来、様々な作品に出演しており、主演作も数多く持つ実力派俳優である。

1980年代から1990年代にかけて、スナイプスはスパイク・リー監督作品やアクション映画などで活躍し、ハリウッドの主役級スターになった。そして、1998年にはマーベル映画『ブレイド』で主演を果たし、新たなジャンルでの成功を収めた。

26年の時を経て、現在もスナイプスは俳優として活動しており、新作映画や古い作品の再放送などで再び注目を集めている。彼のキャリアには多くの作品が詰まっており、今後もその活躍に期待が高まっている。

『ブレイド』から26年…ウェズリー・スナイプス62歳の波瀾万丈な役者人生

 ウェズリー・スナイプス主演のマーベル映画『ブレイド』(1998)が19日、テレビ東京系「午後のロードショー」(月~金、午後1時35分~)で地上波放送される。全世界で大ヒット中の新作映画『デッドプール&ウルヴァリン』のサプライズで再注目されているブレイドだが、スナイプスはMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)よりずっと前に、この役を3度も演じているのだ。公開から26年、その後の彼には何があったのか。(以下、『デッドプール&ウルヴァリン』のネタバレを含みます)(文/猿渡由紀)

 スナイプスは、フロリダ州オーランド生まれ、ニューヨークのブロンクス育ち。12歳でマーシャルアーツを始め、空手5段の腕前を持つ。芸術に力を入れる高校に通い、ニューヨーク州立大学パーチェイス校でも芸術を専攻した。

 映画デビューは、スポーツコメディー『ワイルドキャッツ』(1985)。1987年には、マーティン・スコセッシが監督したマイケル・ジャクソンの「バッド」のミュージックビデオに出演。それがスパイク・リーの目に止まり、『ドゥ・ザ・ライト・シング』(1989)に声をかけられるも、もっと出番の多い『メジャーリーグ』(1989)を選ぶべく辞退。だが、その翌年には、リーの監督作『モ’・ベター・ブルース』(1990)でデンゼル・ワシントン、サミュエル・L・ジャクソン、ジャンカルロ・エスポジートらと共演。その次のリーの作品『ジャングル・フィーバー』(1991)では主演を獲得した。この映画はカンヌ映画祭でお披露目されている。

 その一方では、ストリート・バスケットボールプレイヤーを演じた『ハード・プレイ』(1992)、シルヴェスター・スタローンとの共演作『デモリションマン』(1993)をはじめ、『ボイリング・ポイント』(1993)や『マネートレイン』(1995)などでアクションの実力を発揮。ハリウッドの主役級スターにしっかり仲間入りをした彼に訪れたのが、マーベルのコミックを映画化する『ブレイド』だった。