五輪地上波放送は32年が最後!?　視聴率20%超えは男子バレーのみ

　【芸能　覆面座談会】日本列島を熱く沸かせたパリ五輪が閉幕。テレビ各局の中継ではさまざまな著名人が大会を盛り上げました。一方で、芸能界では不祥事で謹慎するタレントが相次ぎました。おなじみのメンバーが気になる話題を掘り下げます。

　リポーター　17日間に及ぶパリ五輪が終了した。

　ワイドショーデスク　大会期間中は我々も連日五輪を特集していた。ようやくホッと一息がつけたよ。

　週刊誌記者　アスリートたちの活躍はもちろんだけれども、各局が力を入れたキャスターも話題になったね。

　ワイドデスク　今回の大会で一番株を上げたのはフジテレビが起用した卓球メダリストの石川佳純さんだった。今回がキャスターデビューだけれど、抜群の安定感と的確なコメントが視聴者の支持を集めた。

　本紙デスク　卓球では旧知の中国代表選手に流ちょうな中国語で取材をした姿も印象的だった。今回の活躍をきっかけにフジの今後の五輪番組を担っていくのは間違いないね。

　リポーター　NHKはアスリートナビゲーターに内村航平氏を起用した。開幕当初こそ、あまりにも淡々としている様子に戸惑いの声もあったけれど、体操界のレジェンドだけにさまざまな競技を体操の知見からコメントする解説は好評だった。

　週刊誌記者　NHKといえば、開会式をリポートした中川安奈アナがベージュのインナーを着ていたために「裸に見える」などと話題になったね。

　本紙デスク　中川アナは以前にもインスタグラムでボディーラインを強調するような服を着て注目を集めたことがあった。話題性は抜群で、一部で“フリー転身説”もささやかれているけれど、当面の間はNHKで仕事を続けるようだ。

　リポーター　一方でテレビ朝日の松岡修造氏は本来の持ち味が出し切れなかったね。

　ワイドデスク　バスケットボール女子の日本―ドイツ戦で、ハーフタイム中に選手にインタビューをしたことが批判を呼んでしまった。途中、体調不良のため中継を休んだりもして全体的に持ち前の熱さが空回りしてしまった印象だ。

　本紙デスク　ただ総じて言えるのは、テレビで視聴する視聴者が大きく減ってしまったこと。平均世帯視聴率が20％を超えたのはバレーボール男子準々決勝のみ。時差もあるけれど、異例のことだ。

　週刊誌記者　一方で、TVerではほぼ全ての競技を配信。NHKも同時配信を行っており、インターネットで中継を見る人が多かったんじゃないかな。

　ワイドデスク　現在、NHKと民放は2032年まで五輪の放映権を獲得している。ただ年々放映権料は高騰しており営業チームは「どんなに頑張っても赤字にしかならない」とぼやいている。もしかしたら32年が地上波で放送される最後の五輪かもしれない。

　リポーター　今年5月にはNHKのネット配信を「必須業務」とする改正放送法が成立した。今後、地上波よりもネットで五輪を楽しむ時代が来そうだね。