「ガッキーがキュートすぎ!」役作りでロングをバッサリ…伝説の実写ドラマ『らんま1/2』プレイバック
「らんま1/2」が2024年に完全新作アニメとして帰ってくることが決定。32年ぶりの復活で、懐かしさと新たな魅力が混在する注目のリブートとなる。
2011年に放送された実写版「らんま1/2」のキャストや作品の魅力を振り返る。新垣結衣さんが主演し、彼女の強いこだわりが作品に反映されたエピソードが話題となった。
乱馬役を賀来賢人と夏菜さんが二人一役で演じ、コミカルな演技とアクションシーンが好評を博した。「らんま1/2」の実写版が賀来さんや夏菜さんのブレイクのきっかけとなったことも紹介。
高橋留美子さんによるドタバタ格闘ラブコメディの名作『らんま1/2』が、2024年10月5日、完全新作アニメとして再び帰ってくる。
初代アニメから約32年を経て放送されるこのアニメは、懐かしさと新たな魅力が詰まった注目のリブートだが、同作は2011年にも新垣結衣さん主演で実写版が作られ、単発のスペシャルドラマとして日本テレビ系列で放送されている。
そこで今回は、新作アニメに先駆けて、2011年に放送された実写版『らんま1/2』を振り返り、当時のキャストや作品の魅力などを再確認していきたい。
早乙女乱馬たちとマダム・カマンベール率いる謎の組織が“和風男溺泉”を巡って繰り広げる争奪戦を描いた実写版『らんま1/2』。このドラマでヒロイン・天道あかねを演じたのが、同年に制作されたドラマ『全開ガール』で初の連続ドラマ主演を務め、女優として一段と輝きを増していた新垣結衣さんだった。
あかねは無差別格闘天道流の使い手だ。新垣さんは多くの格闘シーンをこなす一方、役作りのためにトレードマークだった髪を原作のあかねの長さにあわせて約25センチ切り、中学生以来のショートスタイルにしている。小学生の頃から原作漫画のファンだったという彼女の、あかね役への強いこだわりが見えるエピソードだ。いまでこそショートヘアをたびたび披露する彼女だが、その由来が『らんま1/2』のあかねからだったのは驚きだ。
そして、シチュエーションに多少の変更はあったものの、新垣さんのこの決意のショートヘアにより、原作でも衝撃だったヒロインの髪が切られてしまうシーンが、実写ドラマでも再現されることとなった。
あかねの許婚で、水をかぶると女性になり、湯をかぶると男性に戻る特異体質の乱馬を演じたのが、賀来賢人と夏菜さんだ。なんと二人一役で演じており、本作の見どころの一つとなっていた。
2018年のドラマ『今日から俺は!!』で主演を務めるなど、今では人気俳優としての地位を確立している賀来さんだが、この実写版『らんま1/2』が放送された2011年当時は、まだ本格的なブレイク前。しかし、乱馬役での賀来さんのコミカルな演技とアクションシーンは話題を呼び、のちの大躍進へと繋がったといっても過言ではないだろう。とくに、女子更衣室に忍び込んでいるのがバレて逃げるシーンなどは、『今日から俺は!!』で演じた主人公・三橋貴志に通ずる演技が見られるので注目だ。
一方、女性に変身した“らんま”を演じたのが夏菜さん。同年、奥浩哉さん原作の実写映画『GANTZ』で岸本恵役を演じ話題をさらった彼女だが、本作では一転、活発で男勝りな女乱馬を熱演していた。セクシーなガンツスーツ姿もよかったが、男物のダボっとしたカンフー服を着る彼女も非常に素敵だった。
