「一緒にいると感じる」故小澤征爾さんが愛したバッハのアリア演奏 長野・松本で感謝の会
AI要約
長野県松本市で開催中の音楽祭「セイジ・オザワ 松本フェスティバル」で、小澤征爾さんへの感謝を伝える会が行われた。
小澤さんが指揮していたバッハのアリアなどが演奏され、小澤さんの音楽への情熱が共有された。
小澤さんの業績に思いを馳せる参加者や、小澤さんの長女である征良さんの涙ながらの感謝の言葉が述べられた。
長野県松本市で開催中の音楽祭「セイジ・オザワ 松本フェスティバル」で１７日、今年２月に亡くなった指揮者で、音楽祭の総監督の小澤征爾さんへの感謝を伝える会が開かれた。生前、小澤さんがよく指揮していたバッハのアリアなどを音楽仲間たちが演奏し、小澤さんが伝えた音楽への情熱を聴衆と分かち合った。
「小澤征爾総監督 感謝の会」が開かれたのは、松本市のキッセイ文化ホール。国内外の一流音楽家が集まってできた「サイトウ・キネン・オーケストラ（ＳＫＯ）」が、小澤さんの指揮で何度も演奏を重ねたモーツァルトのディヴェルティメントなどを演奏した。その後、特別編集された小澤さんのインタビュー映像が映し出され、集まった人たちは、改めて小澤さんの音楽や業績に思いを馳せていた。
挨拶に立った小澤さんの長女でＳＫＯ代表の征良（せいら）さんは「ＳＫＯの演奏を聴いていると、父が一緒にいることをありありと感じる。このような機会をありがとうございます」と涙ぐみながら話した。
