バルセロナ退団で涙の会見…セルジ・ロベルトが別れ「世界最高のクラブ。バルサのキャプテンに勝るものはない」

AI要約

バルセロナから退団するセルジ・ロベルトは、会見の中で感謝の気持ちを述べつつ、クラブを去ることを告げた。

下部組織からファーストチームデビューを果たし、14シーズンにわたりバルセロナでプレーしてきたロベルトは、373試合に出場し、25個のトロフィーを獲得。

ラ・マシアへの愛や、家族への思い、キャプテンとしての体験など、ロベルトのキャリアに対する感謝と尊敬が感じられる一幕だった。

バルセロナ退団で涙の会見…セルジ・ロベルトが別れ「世界最高のクラブ。バルサのキャプテンに勝るものはない」

バルセロナから退団するセルジ・ロベルトは、会見の中で涙ながらにクラブへ別れを告げた。

2006年の14歳のときにバルセロナの下部組織に入団したロベルト。その後、2010年にファーストチームデビューを飾り、14シーズンにわたってバルセロナ一筋でプレーして、公式戦373試合に出場して計25個のトロフィーを獲得。昨シーズンからチームキャプテンを務めた同選手だが、昨夏に満了を迎えた契約は更新されることなく、退団が決定的となり、12日に正式発表に至った。

その翌13日、ロベルトはジョアン・ラポルト会長とともに会見に出席し、その中で「最高のアイドルたちとドレッシングルームを共有できて僕は幸運だったし、僕たちはともにたくさんのトロフィーを掲げ、魔法のような夜を過ごした。僕の人生のクラブで373試合でプレーし、(リオネル)メッシやブシ(セルヒオ・ブスケツ)、チャビ(エルナンデス)らが務めたキャプテンになるなんて、誰が僕に伝えられたって言うんだ」と話し、思いを続けた。

「会長やスタッフ、コーチたち、そしてこれを実現させてくれたたくさんの人たちに感謝したい。そしてファンへ、僕はピッチ上で別れを言いたかったけど、忘れらない瞬間をともに過ごしたこの数年間での君たちのサポートに感謝し続ける。君たちはこれからも僕の心の中に生き続ける。チームメイトへ、僕はみんなの成功を祈っている。毎試合で応援するし、他のバルサファンのように、すべての勝利やタイトルを祝福する」

また、ロベルトはバルセロナの下部組織、ラ・マシアについても話し、その中で同クラブが世界最高であると語った。

「ラ・マシアはこのクラブの心臓だ。とても忍耐強くならないといけないと彼らに伝えたい。両親といつもクラブから放出されることについて話をしていたし、ファーストチームでプレーするという夢を叶えるために僕は毎年戦ってきた。取り組み続ければチャンスは来る。ここは世界最高のクラブなんだ」

家族、特に2019年に他界した母親へは「最も難しい時期に前に進み続けるための力を与えてくれた。ポジティブなことに目を向けること、すべての瞬間を楽しむことを教えてくれた。バルセロナでプレーしたこのキャリアをきっと誇りに感じてくれるはずだ」と話したロベルトは、一番の思い出やキャプテンについても語った。

「たくさんのタイトルを取った。まったく想像もしていなかった。僕はチームメイトとともに勝ち取ったものを決して忘れたりはしない。デビューしたときがいつだって最も特別なものだ。ラ・マシアにやって来たすべての子供たちが見る夢だ。僕のキャリアの中で最も大切な日だ」

「ファーストチームのキャプテンになることは僕のキャリアの中の最も大切な場面の一つだ。僕が多くを学んできたアイドルたちがキャプテンを務めてきた。光栄だった。このキャプテンマークをマルク(テア・シュテーゲン)に安心して託したい。バルサのキャプテンに勝るものなんて何もない」