ランジャタイ伊藤と関係持った未成年女性 身分証偽造の一連行為は「2つ犯罪が成立」 弁護士が見解

AI要約

小籔千豊が17日の読売テレビ番組で、未成年の女性との関係により活動休止したランジャタイ・伊藤幸司について話題になった。

伊藤は未成年であることを知らずに行動したことや、身分証の偽造に関する事務所の説明、弁護士の見解などが検証された。

話題の中で、小籔は法律の話題を挙げながら、伊藤の状況に同情し、懸念を表明した。

ランジャタイ伊藤と関係持った未成年女性 身分証偽造の一連行為は「2つ犯罪が成立」 弁護士が見解

 お笑いタレントの小籔千豊が17日、読売テレビ『今田耕司のネタバレMTG』(土曜午前11時55分)に出演。番組では未成年の女性と関係をもったとして、ランジャタイ・伊藤幸司が活動休止したことを取り上げた。伊藤は11日にXで謝罪とともに活動休止を発表した。

 ただ、伊藤については11日、所属事務所が公式サイトで「この度、伊藤が未成年の女性と関係を持ったことが発覚いたしました」と報告。「詳細な調査の結果、伊藤自身はその相手に年齢を偽られており、確認した身分証明書も偽造であったため未成年であることを知らずに行動していたことも判明いたしました」と説明し、「年齢に関しての誤信があったものの、自身の置かれている立場に対する自覚と責任に著しく欠けておりましたことを弊社として重く受け止め、芸能活動の休止もやむを得ないものと判断するに至りました」とした上で謝罪した。「伊藤も今回の事態を重く受け止め、深く反省しております。今後は再発防止のため、伊藤に対する指導を徹底するとともに、精神的なケアとサポートを行ってまいります」とした。

 伊藤の件について、関係を持った女性発で暴露系YouTuberへの売り込みなどで拡散したため、事務所が先手を打って、調べた上で活動休止となったと説明された。身分証の偽造するケースが紹介されると、今田は「(Netflixの配信ドラマ)“地面師たち”であったわ」と反応。月亭八光は「もしかしたら(女性側に)言い分あるかもしれないですけど、今の話聞いてたら、(伊藤は)被害者じゃないですか」と感想を口にした。

 これに対し、弁護士の越水遥氏は「女性側なんですけど、普通に犯罪になりえるというところでして。この方、2つの行為をしているんですよね。まず身分証を偽造しました。(次に)偽造したものを人に見せましたっていうので。まず、“有印公文書偽造罪”っていうのと。何か使おうと思って作った時点で、犯罪が1つ成立するのと、それを本物かのように人に提示するので、“偽造公文書行使罪”で2つ犯罪が成立しています」と説明。

「一方で、伊藤さんなんですけど、何をすればよかったのかって言うと難しくて」と前置きした上で、「あくまで法律の話なんですけれども、未成年と性行為をしてしまうと、刑罰が科せられるんですけど。未成年だっていう風に、本当に知らなかったのであれば、犯罪の責任は問われないっていうことになります。今回の場合は、きちんと身分証を確認したりしているので、そのほかのよほど大きな要因で“明らかに未成年だと分かるだろう”っていうようなことがない限りは、おそらく伊藤さんに関しては、何か犯罪が成立するってことはないんじゃないかなって言うふうに思います」と見解を示した。

 じっと聞いていた小籔は「ですよね。基本的には法律ないですよね」というと、「これであったら世の中終わりやわ」と発言。「“この魚食べ”“いいんですか。ありがとうございます”いうて食べて、“お前、それ食うたらアカンやつや。それ、お前。1000万の鯉じゃ”言われたら“ええ”ってなりますやん」と例えを口にした。

 スタジオは笑いとともに、やや違和感がある反応で包まれる中、小籔は「“僕、いいって聞いたんですけど”ですやん」と言いつつ「かわいそうやわ。謹慎すな!」と思いを明かした。