「嗤う淑女」第4話。言論界の論破系ヒーロー役の宮田俊哉からコメント到着

AI要約

フジテレビ系土ドラ「嗤う淑女」の第4話では、言論界の論破系ヒーロー・神崎ドグマ役を演じる宮田俊哉が美智留のトラップにハマる姿が描かれる。

宮田は役作りに苦労し、ドグマが社会に不満を持つキャラクターであることに共感できず、政治に関するアンテナを高く張ったり、満たされていない感じを出すために腹ペコで演じたりした。

演じる中で宮田は感情的にはほとんど表現しないほうがよいと監督から指摘を受け、実際の撮影では討論シーンでの演技に戸惑いつつもドグマらしい表現を心掛けた。

「嗤う淑女」第4話。言論界の論破系ヒーロー役の宮田俊哉からコメント到着

 フジテレビ系では8月17日に、土ドラ「嗤う淑女」(土曜午後11:40=東海テレビ制作)の第4話が放送。原作にはないドラマオリジナルキャラである言論界の論破系ヒーロー・神崎ドグマ役で出演する宮田俊哉(Kis-My-Ft2)からコメントが届いた。

 内田理央が主演を務める「嗤う淑女」は、“どんでん返しの帝王”と呼ばれるベストセラー作家・中山七里氏の同名小説が原作。累計18万部突破の大ヒットを記録し(※2024年6月時点)、現在シリーズ3巻まで発売中。また、シリーズ第4弾にあたる「神を嗤う淑女」は、実業之日本社の文芸webマガジン「Webジェイ・ノベル」にて連載中だ。海外でも翻訳されるなど人気の話題作をドラマ化。希代の悪女・蒲生美智留(内田)が、次々と人を地獄へと陥れていく震撼(しんかん)のサイコ・サスペンス。

 第4話では、配信討論番組で相手のスキャンダルを暴露するという過激な方法で論点をすり替え、討論相手を次々と論破していくドグマが美智留のトラップにハマる姿が描かれる。「まさに、自業自得ですね」という決めぜりふでカルト的な人気を博し、言論界のヒーローともてはやされていくドグマ。しかし、その背後には美智留の姿があったのだった…。

 まず、宮田は、論破系キャラのオファーを受けた時のことを、「マネージャーさんからドラマのオファーの話があって、『やろうよ、やろうよ! どんな役?』と聞いたら、『えっ!? どういうこと? まずドグマってなんだ?』という感じでした。普段、爽やかなキャラクターを演じることが多くて、これまで討論する役というのは経験したことがなかったので、とても面白そうだと思いました。同時に、『この作品を経験する事で芝居の幅が広くなる挑戦だ!』という思いが湧いてきました」と振り返る。

 そして、役作りについて「ドグマが社会に対してすごく不満を持っているところなど、共感できるところはあまりなかったので、役作りをする上で少し苦労しましたね。ちょうど台本を読んでいる時に、都知事選をやっているタイミングだったので、役作りのためにいつもより政治に関してアンテナを高く張っていたと思います。またドグマは、どういう人間なのかと考えた時に満たされていないほうがいいなと思って、満たされていない感じを出すために腹ペコでやってみたりしました(笑)」と、苦労を明かした。

 監督からは、宮田が最初に持っていた役のイメージで大丈夫だと言われたらしいが、「もう少し感情がないほうがいいかもしれないね」と話をしたことを明かした。実際に演じて、「討論番組の討論シーンで岡崎万梨阿(福室莉音)と対面して芝居をしている時に、『ドグマ、そんなに言う? 言い過ぎじゃないか?』と思う自分がいました。台本を読んでいる時には分からなかったのですが、実際に万梨阿の顔を見たら(そこまで言って)本当に申し訳ないと思ってしまいました。一方で、ドグマはそういう役なので、いい感じに演じることができたとも思いました」と感想を述べた。

 印象的なシーンについては「包丁を持って走っているシーンです。あんなの人生で初めてですよ。包丁を持って街中を走るって(笑)。実はそれが撮影の最初のシーンだったんですよ。思いっきりやってやろうと思って不思議な気持ちになりました。ヤバイことをしているけど、ドグマはそういう気持ちなんだよなと思っていました」と語った。