美しすぎるビールぐびぐび姿も話題…『孤独のグルメ』の次、栗山千明の1人晩酌ドラマに業界熱視線のワケ

　松重豊（61）主演で来年1月10日公開の映画も控えている『孤独のグルメ』シリーズ（2012～）のように、テレビ東京はグルメや酒がテーマのドラマのラインナップが豊富なことで知られている。

　現在の7月クールは栗山千明（39）が主演の『晩酌の流儀 シーズン3』（金曜深夜24時42分～）が放送中だが、本作は一般視聴者のみならずテレビ界をはじめとするエンタメ界からも熱い視線が向け入れられているという。

　連続ドラマ『晩酌の流儀』は「1日の最後に飲むお酒をいかに美味しく飲むことが出来るか」を追求する、“お酒”をテーマにしたグルメドラマ。2022年7月クールにシーズン1が放送され、以降シリーズ化。8月16日深夜には、シーズン3の第7話が放送予定である。

「『晩酌の流儀』は、栗山さん演じる主人公・伊澤美幸がビールをぐびぐびと飲む姿が“美しすぎる”と評判の作品です。本作は1話完結スタイルで進行していくのですが、視聴者が思わずビール――特に劇中に登場するサントリーの『金麦』を飲みたくなるような上手な構成になっていて……影響力、訴求力が圧倒的なんです」（民放キー局関係者）

　ドラマ『晩酌の流儀』は、主人公・美幸が出社前に晩酌のためにグラスを冷蔵庫に入れたり、おつまみの仕込みを行なうところから始まる。そして、勤務する不動産会社の営業仕事を終えると、晩酌のために風呂やサウナ、ジムトレーニングなどでコンディションを“最高の状態”に整える。その後、おつまみを作り、冷蔵庫を開けてサントリーの缶ビール『金麦』と冷えたグラスを取り出して、グラスに注いで、ぐびぐび……宅飲みして幸せに酔いしれる。そして2本目に――基本的に毎回この構成で描かれている。

「そのままビールのCM動画にしても違和感のない撮り方をしていて、それを美しい栗山さんが楽しそうに演じている。男女問わず、思わずビールを買って飲みたくなるような作品に仕上がっているんですよね」（前同）

　加えて、毎回美味しくて簡単に作れるおつまみをレシピつきで紹介してくれるのも、ドラマが人気のポイントだという。

「ししゃものアヒージョを四角い玉子焼き器で作ったり、パスタではなく切り干し大根でペペロンチーノを作ったりと、とにかくレパートリー豊富で思わず試したくなる料理が毎回登場するんです。晩ご飯も兼ねたがっつり系も多いため、そういう意味でも真似したくなるんですよね。

　そして、これ重要なんですが……本作は、ドラマ本編がダイレクトにスポンサー商品の宣伝になる“プロダクトプレイスメント”という手法を採用していて、その効果で『金麦』が相当売れているといいます」（同）