【2024パリ五輪】ある意味で歴史に残る!? 忘れられないベストシーン5選

AI要約

パリ五輪で起きた感動の名場面やドラマを紹介。

フランスの陸上代表、アリス・フィノ選手のプロポーズや、体操女子での黒人選手による表彰台独占など注目すべき出来事が続出。

競技の厳しさと共に愛やリスペクトを感じさせる瞬間も多く、オリンピックの魅力がいっぱい詰まった大会となった。

【2024パリ五輪】ある意味で歴史に残る!? 忘れられないベストシーン5選

世界中を感動の渦に巻き込んだパリ五輪。日本のメダルラッシュも続く中、後半戦も数々のドラマが生まれた。そこで今回は記憶に残る名場面から知る人ぞ知る迷場面までをお届け!

中国のバドミントン代表、劉雨辰(りゅううしん)選手やアメリカの砲丸投げ代表、ペイトン・オッターダール選手ら、パリ五輪をプロポーズの舞台に選んだ選手たちがマスコミを沸かせた。中でも特にドラマティックなプロポーズで会場を沸かせたのはフランスの陸上代表、アリス・フィノ選手。

女子3,000m障害の決勝に出場したフィノ選手はゴールするとすぐに観客席にいる恋人でスペインのトライアスロン選手、ブルーノ・マルティネス・バージェラの元へ。トラックにひざまずくと、身につけていたピンバッジを差し出してプロポーズした。もちろん返事はイエス! キス&ハグする様子が世界中に報じられた。

ちなみにこの決勝戦は超ハイレベル。フィノ選手は4位に入賞、メダルには手が届かなかったがなんと1位から3位の選手と共に欧州記録を更新した。

フィノ選手はプロポーズ成功後、レポーターに「9分を切ったらプロポーズすると決めていた。9は私のラッキーナンバーで、私たちは付き合い始めて9年になるから」「彼がまだプロポーズしていなかったので、私に任されているのかもって言い聞かせていた」とコメント。ピンバッジには「Love is in Paris(愛はパリの中にある)」と書いてあったことも明かした。愛の街、パリにふさわしいワンシーンと言えそう。

接戦が繰り広げられた体操女子。ゆかでは有力視されていたアメリカのシモーネ・バイルズ選手とジョーダン・チャイルズ選手を制し、ブラジルのレベッカ・アンドラーデ選手が金メダルに輝いた。表彰式でバイルズ選手とチャイルズ選手はゆかの女王となったアンドラーデ選手に敬礼、リスペクトと祝福の気持ちを表明した。試合後バイルズ選手は「彼女は本当に素晴らしい。クイーンだよ」「それに表彰台に立ったのが全員黒人だというのはとてもわくわくすること」とコメント。オリンピックの体操の試合で黒人選手が表彰台を独占するのはこれが初。

ちなみにこの後、ゆかでは順位が変更。ルーマニアのアナ・バルボスが3位になり、チャイルズ選手のメダルはなくなった。チャイルズ選手は点数が出た後、採点見直しの申請をして3位に入ったが、ルールで決まっている申請の制限時間を4秒オーバー。そのためルーマニアの体操連盟がスポーツ仲裁裁判所に訴えていた。