トランスジェンダー男性が主人公の「息子と呼ぶ日まで」上映、主役は演技未経験の当事者

AI要約

トランスジェンダー男性と父親との疎遠を描く短編映画「息子と呼ぶ日まで」が上映される。

翔太の生活や家族との葛藤、パートナーとの関係を通して自分らしい生き方を模索する姿が描かれる。

キャストや監督、クラウドファンディングの情報なども発表されており、多様性をテーマにした上映企画に組み込まれる。

トランスジェンダー男性が主人公の「息子と呼ぶ日まで」上映、主役は演技未経験の当事者

父親と疎遠になったトランスジェンダー男性を主人公とする25分の短編映画「息子と呼ぶ日まで」が、11月1日より2週間限定で東京の池袋シネマ・ロサにて上映される。企画・製作・配給はBAMIRI、STELLA WORKSが担当した。

同作は、トランスジェンダー男性・翔太の人生を映し出すヒューマンドラマ。翔太が社会で生きる中で感じる偏見や違和感に悩み、家族との関係の中で葛藤を抱えながらも、パートナーの絵美とともに自分らしい生き方を見つけていく姿がつづられる。

監督と脚本は「手のひらのパズル」の黒川鮎美。トランスジェンダー当事者を対象にしたオーディションにて、演技未経験ながら抜擢された合田貴将が翔太を演じる。カミングアウトをきっかけに疎遠になった父役には升毅が起用され、正木佐和、鮎川桃果、秋吉織栄、黒川、高橋璃央、鮫島れおな、夢香、荒牧奈津希もキャストに名を連ねた。

YouTubeでは特報が公開中。このたび、上映拡大に向けて宣伝費の支援を募るクラウドファンディングがCAMPFIREにてスタートした。

なお同作は、11月1日から14日まで池袋シネマ・ロサで行われる多様性をテーマにした上映企画「Diversity CINEMA WEEK」内でスクリーンにかけられる。ほかの上映作やイベントの詳細は追ってアナウンスされる。

(c)息子と呼ぶ日まで製作実行委員会