山本奈衣瑠主演、吉行和子ら共演『ココでのはなし』11月8日公開 ポスター&予告編も

AI要約

山本奈衣瑠が主演を務め、吉行和子が共演する映画『ココでのはなし』が11月8日より全国順次公開されることが決定し、ポスタービジュアルと予告編が公開された。

本作は、18歳から独学で映画制作の道に入ったこささりょうま監督の長編デビュー作で、都会の喧騒に佇むゲストハウス“ココ”を舞台に、住み込みバイトの詩子と“ココ”に集う人々の交流と愛おしい日々を描く。

公開された予告編では、ゲストハウス“ココ”で働く詩子や訪れる人々の背景が描かれ、ポスタービジュアルや場面写真も合わせて公開されている。

山本奈衣瑠主演、吉行和子ら共演『ココでのはなし』11月8日公開 ポスター&予告編も

 山本奈衣瑠が主演を務め、吉行和子が共演する映画『ココでのはなし』が11月8日よりシネスイッチ銀座、新宿シネマカリテほかにて全国順次公開されることが決定し、あわせてポスタービジュアルと予告編が公開された。

 本作は、18歳から独学で映画制作の道に入ったという、こささりょうま監督の長編デビュー作。2021年東京オリンピックの開催直後、都会の喧騒に佇むゲストハウス“ココ”を舞台に、住み込みバイトの詩子と“ココ”に集う人々の交流と愛おしい日々を描く。

 ワルシャワ国際映画祭でのワールドプレミア上映を皮切りに、10以上の海外の映画祭で上映された。こささ監督は本作の公開について「皆さんと一緒に、この映画の旅を楽しみたいと思っています」とコメントした。

 主演を務めたのは、『猫は逃げた』『走れない人の走り方』『SUPER HAPPY FOREVER』『夜のまにまに』など主演・メインキャスト作の公開が続く山本。山本は「みんなじゃなくて良いから、そこにいるあなたに届けたい」と本作にかける想いを語った。

 1957年に舞台『アンネの日記』でデビュー以降、舞台、映画、ドラマなど第一線で活躍し続ける共演の吉行は、様々な世代の俳優が参加した本作の撮影について、「若い人たちの仲間に入れて貰えて、とても楽しい撮影現場」と振り返っている。そのほか、結城貴史、三河悠冴、生越千晴、モト冬樹らがキャストに名を連ねた。

 公開された予告編は、都会の喧騒に佇むゲストハウス“ココ”に住み込みで働く詩子(山本奈衣瑠)が、元旅人でオーナーの博文(結城貴史)と、SNSにハマりライフハック動画を配信する泉さん(吉行和子)とともに慎ましくも満ち足りた生活を送っている様子からスタート。そして、詩子の「これは”ココ”で出会った皆の話。日々に少しだけ疲れてしまった人の話だ」というモノローグとともに、バイト先が潰れてしまい目標もなくくすぶっている青年・存(三河悠冴)、声優の夢を諦め就職しようとするも、両親から帰国を促されている中国人のシャオルー(生越千晴)など、ゲストハウスに訪れる人々の背景が映し出される。そして、笑顔でお客さんを迎える詩子にも、父親の平良(モト冬樹)との確執でわけあって田舎を飛び出してきた過去があり……。そんな悩みを抱える若者たちに泉さんが「皆、なんか焦ってない? 若いのなんて人生のうちの一瞬よ」と語りかける。

 予告編でも使用されている主題歌の「36.5」は、ギターロックバンド・koboreが本作のために書き下ろした楽曲。日々懸命に生きる人々に寄り添うメッセージソングで、作詞を手がけた佐藤赳(Vo/Gt)は、「人それぞれに存在する体温、温もりを出来るだけ背伸びをしないように表現しました」とコメントを寄せている。また、本作の撮影が行われたのは、日本のみならず世界中から宿泊者を迎える実在のゲストハウス「toco.」。築100年超の日本母屋を残した景観を予告編からも垣間見ることができる。

 あわせて公開されたポスタービジュアルには、詩子と泉さんが笑い合う姿が捉えられており、周りには登場人物や劇中に登場するアイテムのコラージュやイラストが配置されている。そして「いつでも帰っておいで」のコピーが添えられている。

 さらに、ゲストハウス“ココ”特製のおにぎりや泉さんがお手製の果実酒をふるまう様子、ゲストハウスの住人と宿泊者が縁側で集まって談笑する場面など、“ココ”での愛おしい日々が写し出された場面写真も公開された。

コメント

山本奈衣瑠(戸塚詩子役)

みんなじゃなくて良いから、そこにいるあなたに届けたい。と、この作品が完成した時に思いました。撮影から約三年、本公開に至るまで言語が違う様々な国を映画祭で巡りました。時間をかけてゆっくりこの作品でしたかった事を経てやっと全国の皆さんにお届けする事が出来ます。環境もルーツも違う沢山の方々に触れてもらった「ココでのはなし」に是非皆さんにも触れて頂きたいです。

吉行和子(泉さん役)

こささ監督を中心に、若い人たちの仲間に入れて貰えて、とても楽しい撮影現場でした。

「おひとりさま」問題が取り上げられている現在ですが、こういう人生が送れたらいいな、と思える私の役でした。役の上とはいえ、新しい体験もできて新鮮でした。

色んな年代の方に観ていただきたい映画です。

結城貴史(博文役)

こささ監督と初めて出会ったのは2013年夏のとある映画、その作品が彼の初現場だったと記憶している。

“いつか僕が監督やる時は絶対に出演してください!”

時は経ち、その言葉を現実のモノとしてくれたこささ監督。

大切に紡いできた脚本の世界観、かけがえのない時間をこの映画の中で共に過ごせさて頂きました。

僕、自身も居場所をずっと探してきました、それは今も続いているのですが、この作品もまた、間違いなく僕の道標となりました。

ホッと一息立ち止まりたくなったらこの優しい映画を想い出してください。

三河悠冴(存役)

澄みきった真っ直ぐさを持っている人々が、迷いながらも懸命に、丁寧に生きようとする様をとても愛おしく描いています。

僕自身も今回の役を通して生きていく上で大切なことはなにか、立ち止まって改めて考えるいい機会になりました。

忙しない今だからこそ、多くの人に見てほしいです。

生越千晴(ワン・シャオルー役)

ついに『ココでのはなし』が劇場公開されることになりました。

日々生きていると落ち込んだり悩んだりします。そんな時に優しく柔らかく心をハグしてくれるようなそんな作品になっていると思います。だからこそたくさんの方々に観てもらえること、やっと届けられることがとても嬉しいです。

ぜひ劇場でご覧ください!

モト冬樹(戸塚平良役)

『ココでのはなし』は

ココというゲストハウスに集まる悩みを抱えた人達がそれぞれの居場所をみつけていく映画です

俺は山本奈衣瑠ちゃん演じる戸塚詩子の父親で、地域の人達と娘の思惑とに板挟みになっています

とてもナチュラルに演じている奈衣瑠ちゃん

私も極力自然な演技にこころがけました

優しい素敵な映画です

心に居場所がみつからないあなた

ゲストハウス「ココ」に寄ってみてはいかがですか?

こささりょうま(監督)

色々な国へ旅をしてきた『ココでのはなし』が遂に日本で公開されます。

この映画は、これまで多くの素晴らしい出会いをくれました。

次は、皆さんに出会えるということですね。心が浮き立ちます。

忙しない毎日の中で、ホッと一息できる映画です。

皆さんと一緒に、この映画の旅を楽しみたいと思っています。

kobore 佐藤赳(Vo/Gt)(主題歌担当)

『ココでのはなし』公開おめでとうございます。

こんなに素敵な映画に音楽という形で携わる事ができてとても光栄に思います。

人の優しさや温もりが沢山詰まった映画でした。

見た後に誰かに会いたくなるような、自分少し頑張り過ぎちゃってないかな?と考えさせられるような感覚になりました。

楽曲「36.5」も人それぞれに存在する体温、温もりを出来るだけ背伸びをしないように表現しました。

曲を聴き終わった後にもっと自分を大切にしていいんだと思ってもらえたら嬉しいです。

僕たちの音楽がこの映画を通してみんなの心の中に温かく届くことを願ってます。