サカナクション、2年ぶり新曲でTVアニメ主題歌に初挑戦 「チ。 ―地球の運動について―」OP主題歌担当
10月スタートのテレビアニメ「チ。 ―地球の運動について―」の主題歌が、「サカナクション」の2年ぶりの新曲に決定した。同バンドがテレビアニメの主題歌を初めて担当することになり、メンバーの山口一郎がコメントを寄せている。
山口一郎は原作・台本を読んで、作品の純粋な楽しみを感じたとコメント。作品の史実とフィクションのバランス、人間の熱さが作品に混在する感覚が素晴らしいと述べている。
主題歌制作において、サカナクションは抽象的で説得力のある音楽を目指し、2年ぶりの新曲でありながら、光栄な気持ちでこの作品に関われたことを強調している。
10月スタートのテレビアニメ「チ。 ―地球の運動について―」の主題歌が、「サカナクション」の2年ぶりの新曲に決定した（曲名は未発表）。同バンドがテレビアニメの主題歌を担当するのは初となり、メンバーの山口一郎がコメントを寄せている。
【サカナクション 山口一郎】
1.原作・台本を読んだ時の感想
事前知識が全くない状態で作品を読めたので、純粋にとても楽しめました。
史実と思われる部分とフィクションとがギリギリのところで混ざり合いながら、どこまで読み進めても論理的にまったく隙が生じない。
その中に人間のもつ熱さが混在する、すごいバランス感覚の上に成立している作品だと思いました。
2.主題歌に込めた想い、ファンに向けて一言
原作のもつテーマをわかりやすく、具体的に音楽にするのではなく、いかに抽象的で説得力のあるものにするかということに重点をおいて制作しました。
2年間活動休止をしていて久しぶりの新曲にも関わらず、この「チ。－地球の運動について－」という作品で、初めてTVアニメの主題歌を担当させていただけたこと。
そして何よりこの素晴らしい作品に携われたことはバンドにとってはとても光栄なことです。
僕たちのこの思いがリスナーの皆さんにも伝わるといいなと思っております。
山口一郎（サカナクション）
魚豊（うおと)氏の漫画をアニメ化する本作は、15世紀のヨーロッパを舞台に、地動説を証明することに自らの「知」と「血」、そして命をかけた者たちの物語がつづられる。神童ラファウを坂本真綾、異端審査官ノヴァクを津田健次郎、謎の学者フベルトを速水奨が演じる。
「チ。 ―地球の運動について―」は、NHK総合テレビで10月から毎週土曜午後11時45分放送。
