【aespa(エスパ)解説】メンバー詳細プロフィールやコンセプト、人気曲紹介から注目を集める理由に迫る。本人たちへのミニインタビューも

AI要約

aespa(エスパ)は、2020年11月にデビューし、グローバルに大きな人気を誇るガールズグループである。彼女たちの音楽活動や成績、メンバープロフィール、日本デビューなどについて詳しく紹介されている。

aespaは独自のメタバース的なコンセプトを持ち、アバターと現実世界の繋がりをテーマにした活動を展開している。パフォーマンス力やビジュアルなどにおいても圧倒的な魅力を持ち、ファンを惹きつけている。

代表曲やおすすめ曲なども紹介されており、aespaの世界観や魅力をさらに深く知ることができる。

【aespa(エスパ)解説】メンバー詳細プロフィールやコンセプト、人気曲紹介から注目を集める理由に迫る。本人たちへのミニインタビューも

グローバルに絶大な人気を誇り、常に輝かしい成績を残している4人組グローバルグループaespa(エスパ)。2024年7月に日本デビューを果たした彼女たちの、これまでの軌跡や詳細なメンバープロフィール、必聴楽曲を詳しく紹介する。

■aespaのグループ名の由来は?4人組グローバルグループ

aespa(読み:エスパ)

・デビュー:2020年11月17日

・デビュー作品:Digital Single「Black Mamba」

・日本デビュー:2024年7月3日

・日本デビュー作品:Japan 1st Single『Hot Mess』

・メンバー:KARINA(カリナ)/ WINTER(ウィンター)/ GISELLE(ジゼル)/ NINGNING(ニンニン)

・ファン呼称:MY(読み:マイ)

KARINA(カリナ)とWINTER(ウィンター)、GISELLE(ジゼル)、NINGNING(ニンニン)というメンバー構成で結成されたaespa。SMエンターテインメントにとってRed Velvet以来6年ぶりのガールズグループということで、2020年10月の結成発表時から大きな話題を集めていた。

aespaというグループ名は、“Avatar X Experience”を表現した“ae”と、両面という意味の英単語“aspect”を結合して作られた名前で、“自分のもう一人の自我であるアバターに出会い、新しい世界を経験する”という世界観がベースとなっている。ファンネームはMY(マイ)。 aespaのアバター“ae”が住む世界“KWANGYA”で、my precious friends(私の大切な友だち)という意味を持つ。

2020年11月17日、Digital Single「Black Mamba」をリリースしてデビュー。デビュー後わずか61日という短期間で音楽番組1位を獲得し、さらにK-POPグループのデビュー曲の中で最短となる51日と12時間で再生回数1億を突破するなど、数々の快挙を成し遂げた。

2022年には、アメリカ最大級の音楽フェス『Coachella Valley Music and Arts Festival』へ出演し、K-POPガールズグループとして初めてメインステージに立った。

2023年5月にリリースした3rd Mini Album『MY WORLD』では、aespaの第2章の幕開けを告げるように“仮想世界から現実世界に戻ってきた4人が新たな音楽を聞かせる”というコンセプトを展開。“メタバースグループ”にとどまらない表現と音楽性の幅を広げた。同作は発売1週間の売上枚数が169万枚を記録し、K-POPガールズグループとして歴代1位に。さらに同年11月にリリースした4th Mini Album『Drama』では、3作連続ミリオンセラーを達成。2024年5月には1st Full Album『Armageddon』をリリースし、7月3日には『Hot Mess』で日本デビューも果たした。

日本では2023年に初のアリーナツアーを開催し、4都市で計11万人を動員。同年8月には海外アーティストとしては最速となる東京ドーム公演を開催し、2日間のチケットは全席ソールドアウト。計9万4000人を動員した。2024年にも4都市でアリーナツアーを開催し、8月には再び東京ドームで単独公演を行う。

■メンバー詳細プロフィール

KARINA(読み:カリナ)

・生年月日:2000年4月11日

Instagramのダイレクトメッセージを介してスカウトされ、2016年にSMエンタテインメントに入所。2019年にはテミン(SHINee)の「WANT」ミュージックビデオに出演し、バックアップダンサーを務めた。aespaのリーダーを務めており、面倒見がよく温厚な性格。クールな外見に反して少し抜けている部分もあり、年下メンバーからいじられることも。整ったビジュアルは度々話題となり、“AIのように非現実的な美しさ”と例えられることも多い。2022年1月、BoAや少女時代、Red Velvetのメンバー、そしてWINTERとともにガールズユニット“GOT the beat”のメンバーとしてもデビューした。

WINTER(読み:ウィンター)

・生年月日:2001年1月1日

幼い頃から歌手になることを夢見ていたが、両親になかなか言い出せず、2016年、学校のダンスフェスティバルでパフォーマンスを披露した際に事務所にスカウトされた。勤勉で、学生時代に生徒会副会長を務めていたほど誠実な性格。グループではメインボーカルを務め、ボーカルの実力は確かなもの。ライブでも生歌で高音パートを歌いこなす様は圧巻だ。2022年、KARINAとともにガールズユニット“GOT the beat”のメンバーとしてもデビューした。aespaのデビューからしばらくは黒髪ストレートボブの髪型がトレードマークだったが、最近はブロンドのロングや赤髪など、さまざまなスタイルでファンを魅了している。日本では“冬子”の愛称で親しまれている。

GISELLE(読み:ジゼル)

・生年月日:2000年10月30日

幼少期はインターナショナルスクールに通っていたため、日本語、韓国語、英語を自在に操るトリリンガル。事務所の公開オーディションを受けて合格し、入社後わずか11カ月の練習生期間を経てaespaのメンバーとしてデビューを果たした。グループではメインラッパーを務めており、NCTのメンバー4人とのユニットで発表した“ZOO”では紅一点として鮮烈な印象を残した。心優しい性格で、動物愛護団体に匿名で寄付したこともある。素肌の美しさに定評があり、ヘアメイク担当のスタッフは「GISELLEはすっぴんがきれいすぎてメイクが難しい」と話した。

NINGNING(読み:ニンニン)

・生年月日:2002年10月23日

aespaの最年少メンバー。幼い頃から歌手に憧れ、6歳頃からオーディションに参加していた。中国で出演したオーディションの動画が事務所スタッフの目に留まり、スカウトを受けて入社。公開練習生『SM Rookies』の一員としてデビュー前から注目される存在で、5年間もの練習生期間を経てaespaのメンバー入り。ボーカルはトップクラスの実力を持ち、低音から高音までを見事に歌いこなす。落ち着いた雰囲気を持つが、愛嬌たっぷりで、変顔も得意。メンバーからは赤ちゃんのように可愛がられている。

■aespaが注目される3つの理由を解説

◎唯一無二のコンセプト

独自の“メタバース”的なコンセプトを持つaespa。現実世界の『aespa』メンバーの“もう一人の自分”であるアバター『ae-aespa(アイ-エスパ)』が仮想世界に存在し、aespaとae-aespaは‘SYNK’を通じて繋がっている。それぞれのアバターの名前は『ae-KARINA』『ae-GISELLE』『ae-WINTER』『ae-NINGNING』。ライブにもae-aespaが登場し、メンバーと一緒にパフォーマンスすることもある。3rd Mini Album『MY WORLD』以降は多彩な世界観を楽曲で表現しており、従来の“メタバース”な世界観のナンバーからメンバーが等身大の魅力を放つ楽曲まで、幅広い表現を見せている。

◎圧巻のパフォーマンスと圧倒的なビジュアル

aespaのライブを一度目にしたら、その迫力から目が離せなくなるだろう。全くブレずに超高音までを歌いこなすWINTERとNINGNINGの歌唱力、抜群のスタイルを生かしたKARINAのダンス、GISELLEのキレのいいラップなど、それぞれの魅力が掛け合わされ、唯一無二のパフォーマンスが生み出される。さらに4人全員が圧倒的なビジュアルの持ち主であることも、若い世代を中心に熱狂的な支持を受けている要因だ。メンバーは強い意志を感じさせる凛とした表情を浮かべ、抜群のプロポーションで着こなす衣装や私服はたびたび話題に。日本デビューシングル「Hot Mess」では、“平成ギャル”を彷彿とさせるファッションで、幅広い世代の心を掴んだ。

◎MYの心を掴むギャップ

全員が圧倒的なカリスマ性を持つaespaだが、ライブ中のMCや舞台裏では別人のように無邪気な姿を見せる。最年長から最年少までの歳の差がわずか2歳と、全員の年齢が近いこともあり、メンバー間では親友同士のように和気あいあいとしたコミュニケーションが展開される。「私たちは笑いのハードルが低い」と本人たちも話すように、些細なことで大笑い。YouTubeのコンテンツ『aesparty』のEP.03と04では制服姿で学校に潜入し、リアルな女子高生たちと無邪気に交流。遠隔で指令を出す楽しそうなWINTERもなんともお茶目だ。

■『THE FIRST TAKE』での「Supernova」

「Supernova」は2024年5月にaespaがリリースした1st Full Album『Armageddon』の先行シングルとして配信された楽曲。歌詞では別次元の扉が開かれることを超新星に例え、aespa第2章の本格的な始まりを告げている。

韓国の主要音楽サイトMelonとGenieの週間チャートでは11週連続でトップに位置する大ヒットを記録し、英国の音楽専門誌『DORK』が選定した『2024年上半期最高の歌(BEST SONGS OF 2024(SOFAR))』に選ばれるなど、グローバルに高い支持を得ている楽曲だ。

収録後には本人たちへミニインタビューを実施。日本の音楽で好きな楽曲あるいは『THE FIRST TAKE』でお気に入りのコンテンツを訊ねたところ、KARINAは「あいみょんさんが好きです!」と笑顔で返答し、GISELLEは「『THE FIRST TAKE』で観た優里さんの歌をすごく楽しく観ました」と話す。そしてWINTERが「一番好きな曲は、aespaの『Hot Mess』です!私たちの楽曲が一番好きです。カップリングの『Sun and Moon』も素敵なのでぜひ聴いてほしいです」とアピールすると、ほかのメンバーから「おー!」と声が上がり、NINGNINGも「私の一番好きな曲は『Sun and Moon』です!」と答えていた。

■aespaの世界観にハマる!人気曲&おすすめ曲5選

「Spicy」

3rd Mini Album『MY WORLD』のリード曲で、それまでの近未来的なコンセプトとは異なり、現実世界で躍動する等身大のaespaが登場。“勇気を出して自分の道を切り開いていく”というメッセージが歌われ、aespa第2章の幕開けを飾った。リリース時にはPinterestでオフショットを大量に投稿するという斬新な展開も話題に。MVでは軽快なビートに乗せてプールサイドでダンスする、メンバーのフレッシュな魅力に注目したい。

「Better Things」

2023年8月に配信リリースされた、aespaらしいサマーソング。爽やかなサウンドにリズミカルなパーカッションサウンドが生き生きと響き、心地よいムードを生み出す。MVではメンバーが水面でパフォーマンス。海の中を冒険するようなシーンも挟まれ、まるで人魚姫のようだ。“aespa、成功を収めたガールズグループ”“aespa、あなたは今や私たちの一番のファンよ”という、自信に満ちたメタな歌詞もニクい。

「Drama」

2023年11月にリリースされた4th Mini Albumのタイトル曲。aespaがデビュー時から見せてきたクールでガールクラッシュな魅力を、より高次元に昇華した楽曲だ。重低音のビートに乗せてパフォーマンスする4人はカリスマそのもの。ブリッジ以降からのNINGNING、WINTERと続く、次第に盛り上がりを見せる高音パートでは、2人の見事な歌唱力に圧倒される。MVでは、刀での戦闘シーンが最高にクール。

「Next Level」

2021年5月に配信リリースされた、aespa3枚目のシングル。映画『ワイルド・スピード/スーパーコンボ』のオリジナルサウンドトラック収録曲をリメイクした楽曲で、顔の前で腕をコの字に曲げる特徴的な“ティグッダンス”が話題を集めた。KARINAの“Beat drop”のひと言からBPMが落ちる構成は聴き応え抜群。SF映画のような世界観のMVでは、アバター『ae-aespa』とメンバーが交錯するような演出が盛り込まれており、aespa独自のコンセプトを存分に堪能することができる。

「Girls」

2022年にリリースされた2nd Mini Albumの表題曲。“KWANGYAを越えて戻ってくる時 歪んでしまったae”“Meta Universe 共存する”などaespaらしい世界観満載の歌詞に、ファンの間ではさまざまな考察が生まれた。迫力あるサウンドで、ライブでも大きな盛り上がりを見せる1曲。ラップパートではGISELLEのフロウが冴え渡り、その後に続くKARINAとWINTERの掛け合いにも注目したい。

■日本デビューも果たしたaespaへさらに注目!

8月30日には、初のドキュメンタリー映画『aespa: MY First page』の公開も控えるaespa。ますます世界的な快進撃を見せること間違いなしの彼女たちから目が離せない。

TEXT BY 岸野恵加