大河ドラマで一条天皇役を好演!塩野瑛久がこの夏したいことは?「とっておきの場所で花火を観てみたい」

AI要約

塩野瑛久さんがデニムスタイルを披露する連載。レトロな雰囲気のデニムを着て写真撮影を楽しむ。デニムを手に入れて喜ぶエピソードや、夏の計画、過去の思い出について語る。

ドラマ『REAL 恋愛殺人捜査班』での役柄について語る。野村周平さんとのW主演で、愛情や結婚について考える姿を明かす。

塩野瑛久さんが撮影担当として参加する劇団EXILEの写真展について。俳優のリアルな姿を捉える写真を目指す。

大河ドラマで一条天皇役を好演!塩野瑛久がこの夏したいことは?「とっておきの場所で花火を観てみたい」

さまざまな役を演じ分けることから“カメレオン俳優”とも呼ばれる、塩野瑛久さんの連載。 毎回テーマを設けて魅せるファッションはもちろん、Oggiの読者世代でもある塩野さんが等身大に語るインタビューにもご注目ください!

【 Theme#7 デニム】

――今回は“デニムスタイル”を着ていただきましたが、感想をお聞かせください。

いくつかデニムを用意してもらったのですが、着用したものはレトロ感があり、Netflixで配信しているアメリカのSFホラードラマ『ストレンジャー・シングス 未知の世界』の世界観のような雰囲気が気に入り選びました。ヘアスタイルも少しレトロな雰囲気に寄せたこともあり、カメラマンさんもそれに合わせて撮ってくださったんです。すごくいい仕上がりの写真になったと思います!

――今までの回とはちょっと違う雰囲気になりましたよね。デニムは普段からよく着るアイテムだそうですね?

はい、ワードローブにあります。デニムのセットアップも着ますし、実は今日もデニムを着てきたんですよ。以前、この連載でほしいと話したバギージーンズをやっと手に入れました。買うところまで辿り着くことがあまりない僕にしては珍しく、これいいんじゃない?と思えたんです。

とはいえ即決したわけではなく、きちんと吟味して購入しました。少しグリーンがかった淡色がすごくきれいで、意外とどんなものでも合わせやすくてこの夏、重宝しています。普段、濃い色のデニムを着ることが多いので、今回着た淡色は新鮮でした。形はブカっとした太めのデニムパンツが好きです。夏のデニムは湿度をまとってちょっと重たい感じがするので、通気性の面でも肌に密着する細身よりもゆとりのあるデザインが好みですね。

――この夏やりたいことを教えてください。

花火が見たいです! 地元にいたころは、人混みも平気でたまたま知り合いに会えることもあって楽しいなって思っていたんですが、今は疲れちゃうから避けたい(笑)。だから一度V I P席みたいな見晴らしのよい場所から花火鑑賞をしてみたいです。

――夏の思い出をひとつあげるなら?

三重県にあるナガシマスパーランドに行ったことです。一度きりだし、随分昔のことなので記憶も曖昧ですが、とにかく楽しかったことだけは覚えています。プールって大人になると行く機会が少なくなるじゃないですか。レジャーシートを敷いて座ったり、ボート付きのプールで遊んだり、ウォータースライダーとかアトラクションで遊ぶのって青春だなって思います。いつかまた行きたいなあとぼんやり思っています(笑)。

――FODで配信中のドラマ『REAL 恋愛殺人捜査班』では野村周平さんとの初タッグでW主演が話題ですよね。作品と役柄について教えてください。

警視庁に設けられた「恋愛感情のもつれによる犯罪特別対策班」に配属された二人の警察官のバディを描く作品です。“堅物で愛を信じる”大儀見壮真(野村周平)と、僕が演じる夢川幹也は“恋愛経験豊富ながら実は愛なんて存在しない”と思っている真逆のタイプ。

大儀見は、恋愛のもつれに対して、真面目に向き合い、時には怒り、本物の愛を信じている人物。一方の夢川は、すごくモテる人で恋愛経験も豊富だから、被害者の事情聴取の際も相手の女性に近づいて情報を集めるのが得意。でも実は愛というものを全く信じていない人で、愛など存在しないと思っている。軽くてチャラそうに見えるけど、すごく心の中がドライな人だなとは思いますね。

――夢川は少し極端ではあるものの、今どきの時代らしい考えでもあるなと思いますが、彼に共感できる部分はありますか?

夢川の紹介文には「悪気なく女性に手を出す容姿端麗な刑事」と書かれています。でも演じてみて、僕が思う夢川とは少しギャップがあるなと思いました。女性に近づく描写もあるにはあるけど、夢川の過去に何があったのかまではわからない。

発言から読み取るに、「人を愛すること、本気になることは無駄な行動だ」と思っている人。すべてではないけど、実は共感できる部分もあるんですよ。幸せな家庭を築くってすごく難しいことだと思うんです。それなら何のために結婚するんだろうかと思うことも正直ああります。今作を演じていても感じましたが、金銭問題が絡んできたり、愛から憎しみに変化したり…結局、結婚という形がややこしくしているのかも?とも思ったり…。夢川のようにほどよい距離感で人づきあいしたほうが楽なんじゃないかとも。

――仕事や趣味が充実していて恋愛に興味がない、という人も多いですよね。

確かに恋愛に興味がないという人がいるのも頷けます。でも、心の支えになるのはやっぱり愛だなとも思うんです。今の時代、結婚がゴールではないとも思うし、いろんな情報が入ってくる世の中だから容易に情報共有もできますよね。それはいい一面もあると思うんです。

たとえば、今の家庭環境に思うところがあっても「これが家庭の形だから。夫婦ってそういうものだから」と抑えていた部分があったとしたら、今はその思いや不満を世の中に発信できるSNSツールがある。その発信に共感して「ここって我慢しなくていいんだ」と思える人が出てくる。他と比べることがすごく容易にできる時代だからこそ、さまざまな決断ができると思うんです。「自分がいるべき世界はここだけじゃない」と。

人の心は簡単にコントロールできないし、抑えつけられるものでもない。それぞれが自立する考えを持っていたとして、仲睦まじく最後までお互いを信じきって添い遂げることは、この先の人生において可能なのだろうか、とか。今は受け取れる情報量がすごく多いので、自分の世界だけじゃないものが広がっているし、無理して一緒にいることもないよねって考えになるのもごく自然なことなのかもしれません。でもやっぱり、人とのつながりを信じたいという気持ちももちろんあります。この作品を通して色々なことを考えました。

――奥深いですね。作品を観終えたときに感じることがありそうです。話は変わりますが、劇団EXILEの写真展「また今⽇が過ぎても」では、撮影担当として塩野さんも参加するそうですね。もう直ぐ撮影が迫っているそうですが、どんな写真展になりそうですか?

そうなんです。もちろんカメラマンさんはいらっしゃいますが、僕と佐藤寛太くんも撮影するんですよ。ベースはすでに決まっているのですが、普段の取材で撮っていただく写真とは違うものを撮りたいと思っています。メンバーが自然に過ごしている姿、リアルにしゃべっている様子、そういったシーンを捉えられたらと思います。

僕ら俳優は、作品での姿以外をお見せする機会がそう多くあるわけではありません。俳優のリアルな姿を知りたいと思う方がどれくらいいらっしゃるのかはわからないですが、この写真展に来てくださる方はきっとそこに興味を持ってくださっていると思うので、役を通してではない素顔をお見せできたらと思います。

そもそもみんなが集まること自体が本当に貴重な機会なんですよね。写真のセレクトも少しは担当すると思うのですが、やはり写真展なので全体のバランスもあるし、その辺はみんなで話し合いながら決めていくことになると思います。マネージャー陣さんをはじめスタッフさん方も長い時間をかけて準備をしてくれているので、喜んでもらえたらうれしいです。

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