英オリンピック選手(29)が成人向けサービス「OnlyFans」に参加した理由とは? 元金メダリストも擁護するアスリートの厳しい現実

AI要約

イギリスの飛び込み選手であるジャック・ロアーがOnlyFansを通じて収入を得ていることが話題になっている。元金メダリストのマシュー・ミッチャムも彼らの選択を擁護している。

ジャック・ロアーは資金援助が少ないことからOnlyFansで副収入を得る必要があると述べており、選手たちがその手段を取る理由を説明している。

ジャックはアカウントを開設してから数千ポンドを稼ぎ、偏見を乗り越えながらも自分の選択に自信を持っている。

英オリンピック選手(29)が成人向けサービス「OnlyFans」に参加した理由とは? 元金メダリストも擁護するアスリートの厳しい現実

パリオリンピックでの選手たちの素晴らしいプレーに、世界中が盛り上がっている今。イギリスの飛び込み選手であるジャック・ロアー(29歳)が、成人向けコンテンツサブスクリプションサービス「OnlyFans」で収入を補っていると明かし、話題に。オーストラリアの飛び込み選手で元金メダリストでもあるマシュー・ミッチャムも、選手たちの選択を擁護している。

資金を集めるために「OnlyFans」を利用していることを明かした、イギリスの飛び込み選手であるジャック・ロアー。定額制のプラットフォームであるOnlyFansは、主にアダルトコンテンツが人気であるものの、ミュージシャンやフィットネストレーナーなども利用している。

『Daily Mail』紙によるとジャックは、OnlyFansにコンテンツを投稿することで「副収入を稼ごうとしている」という。

「明らかに、自分はみんなが求めているものを持っている。そうであるなら喜んでそれをお金に換えるよ。私は多少欲張りだから、もらえるならもう少しお金が欲しいんだ」

金メダルを獲得した経験もあり、イギリスの代表選手として活躍するジャックだが、なぜ副収入を得る必要があるのかというと、資金援助が少ないからだという。

2012年ロンドンオリンピックでデビューする1年前、資金援助は世界のトップ8で21,000ポンド(約402万円)だったそう。当時16歳だったジャックには喜ばしい金額だったものの、もうすぐ30歳になる今は年間28,000ポンド(約536万円)の資金援助しか受けていないとのこと。下院図書館の公式統計によれば、2023年4月現在の30~39歳の給与中央値は37,544ポンド(約719万円)だという。

ジャックがOnlyFansのアカウントを開設したのは、東京オリンピック直後の2021年9月。自身の父親に、すでに無料でインスタグラムに投稿しているコンテンツに料金を課すという方法で、収入を増やすことを勧められたそう。それから570枚のセミヌード写真と54本の動画を公開し、13万4000の「いいね!」を集め、数千ポンドを稼いだとのこと。また彼のプロフィールページには、「SFW(職場で閲覧可能)」と記載されており、成人向けコンテンツが多いOnlyFansに対する偏見についてはこのように語っている。

「人々から否定的な見方をされるかもしれないことも、よくわかっている。でも、自分のやっていることをちゃんと理解しているし、それに満足しているんだ。私のプロフィールにはヌードはないと明記しているし、自分を偽ろうとはしていない」

またジャックの他にも、カナダの棒高跳び選手であるアリシャ・ニューマンもOnlyFansを利用しており、元スピードスケート選手のエリス・クリスティは引退後にアカウントを開設している。