「敗者復活戦…いい制度」橋本五郎氏しみじみ「復活の意味…そっちの方がうれしい」柔道銅を例に

AI要約

橋本氏がパリ五輪についてコメント。メダル争いの激しさ、敗者復活戦の意義を強調。

橋本選手と舟久保さんの快挙を称賛。銅メダル獲得に喜びを表す。

橋本選手と舟久保さんの戦いの詳細と感動的な勝利の裏話。

 読売新聞特別編集委員の橋本五郎氏が3日放送の日本テレビ系「ウェークアップ」(土曜午前8時)に出演し、パリオリンピック(五輪)について私見を示した。

 橋本氏は金メダル8、銀メダル4、銅メダル6となったここまでの戦況が番組で伝えられると、「メダルは紙一重なんですね」と、選手たちがわずかな差を戦っている事を指摘。続けて「やはり敗者復活戦という、これはいい制度だな~、と。柔道で橋本選手と舟久保さん」と、ともに敗者復活から銅メダルとなった柔道男子71キロ級の橋本壮市(32=パーク24)女子57キロ級の舟久保遙香(25=三井住友)の名をあげた。

 橋本氏は「金メダルもすごいけども、復活する、ということの意味ね。そっちの方がずっとうれしい。こういうのを制度で残す、というのは、なかなかいいですよ」と、しみじみ語った。

 橋本は準々決勝の延長戦で、極端な防御姿勢と、組み手を故意に切ったという2度の指導を受けて反則負け。敗者復活戦に回ったが、反則勝ちで3位決定戦に進出すると、開始直後に一本背負いで技ありを奪って優勢勝ちし、銅メダルを獲得した。

 舟久保は準々決勝でサラレオニー・シジク(フランス)に敗れたが、敗者復活戦でマリツァ・ペリシッチ(セルビア)に抑え込み一本勝ち。3位決定戦では16年リオデジャネイロ大会の金メダリストラファエラ・シウバ(ブラジル)と対戦すると、延長突入後、試合時間が計9分を超えたところで、シウバにヘッドダイビングでの反則負けが宣告され、舟久保の銅メダルが決まった。