チャールズ国王、「ペンにブチギレ」事件をジョークに 「うまく書ける状態なのを願うよ」

AI要約

チャールズ国王がインク漏れ事件で短気を露呈するも、自虐ユーモアで対応

国王がインク問題をジョークにして前向きに振る舞う様子が報じられる

国王と側近たちが外遊先でのミスを繰り返さないよう慎重に対応

チャールズ国王、「ペンにブチギレ」事件をジョークに 「うまく書ける状態なのを願うよ」

短気なことで知られるチャールズ国王。エリザベス女王が亡くなった直後に訪問したスコットランドの城でゲストブックに記帳したところ万年筆からインクが漏れるという事件が発生した。

国王がインクのついた指を懸命に拭きながら「なんてことだ。うんざりだ!」「最悪だ! 耐えられない! まったく何もかも不愉快だ」と悪態をついているのもカメラがキャッチ、世界中のニュースを賑わせることになった。即位したばかりだったこともあり、イギリスマスコミは「新君主はキレやすい」とからかい半分、批判半分で報じていた。

確かに短気ではあるけれど、イギリス風のユーモア感覚の持ち主なのは間違いなさそう。今週、スコットランドの自然保護公園フォーサイナード・フローズを訪れた国王はゲストブックへの記帳を求められた。ポケットから万年筆を出した国王は「うまく書ける状態であることを願うよ」とコメント、「万年筆にはいつも問題があるんだ」と続けていた。あのインク漏れ騒動を踏まえた自虐ジョークだと見られている。

さらに国王はペンをめぐる裏話も披露。万年筆には国王曰く「色褪せないインク」を入れているという。それは以前ある場所でゲストブックにサインしたところ、時間が経つにつれて色褪せてしまったから。その訪問先からもう一度サインして欲しいとゲストブックが送られてきたと国王は説明していた。

ちなみに国王も側近たちも城でのインク漏れ事件を極めて重大に受け止めているよう。昨年初めにドイツを公式訪問したとき、国王とカミラ王妃は初日にベルビュー宮殿を訪れた。そこで記帳をすることを知っていた国王たちは、万年筆に問題はないか確認に確認を重ねていたという。たとえインク漏れといえども外遊先で悪態をついたらイメージはガタ落ち。1度やらかしたミスは2度と繰り返さないようにするあたり、さすがストイックなことで知られる国王である。