地上波NGヒーローがパリに凱旋! 30年前に購入した幽☆遊☆白書の時計に見た原点

AI要約

バカチンガーは福岡放送で生まれたヒーローで、パリに到着し日本選手団の応援をする。しかし、彼にはもう1つ大事なミッションがあった。

20年前に日本に移住しヒーローとなった青年が母国フランスに凱旋し、母に報告する。母は彼の夢を大切にしてくれていた。

バカチンガーとして初めて歩くパリの街を楽しみながら、報告をしていくことで、日本に対する憧れを感じる。

地上波NGヒーローがパリに凱旋! 30年前に購入した幽☆遊☆白書の時計に見た原点

 福岡の放送局「FBS福岡放送」で生まれたヒーロー「バカチンガー」が、オリンピックの熱戦が繰り広げられているパリに到着した。テレビ局が生んだにも関わらず、地上波NGという不遇なヒーローのパリ訪問の目的はもちろん、日本選手団の応援だ。しかし、バカチンガーにはもう1つ、大事なミッションがあった。それは・・・。花の都から届いた報告を紹介する。

 俺の名前はバカチンガー!日本や地域の未来をちょっと明るくするために、はるばるバリプトン星から福岡へ降り立ったヒーローばい! …だけど実は「中の人」は福岡在住20年のフランス人なんよ!そんな俺がバカチンガーとして祖国フランスに凱旋したっちゃん!これから何回かにわけて、その様子を報告するばい。

 今から20年前、日本のアニメやヒーローに憧れて日本に移住した青年が本物のヒーローとなって母国に帰ってきた。まずは、実家に報告たい。

 パリ郊外の懐かしい家。実家の玄関を開けると、出迎えてくれたのは福岡行きを応援してくれた母。コロナ禍だったこともあり、6年ぶりの再会となる。もちろんバカチンガーとなった俺を見るのは初めてだ。驚かれるかなとも思ったが、「かっこいい!」と歓声をあげ、強く抱きしめてキスをしてくれた。

 台所に入ると、俺はあるものを目にした。30年前に購入した幽☆遊☆白書の時計だ。主人公の浦飯幽助がかっこよく描かれている、俺の「宝物」が、当時のまま飾られていた。そうだ、俺はあの頃からずっと日本に憧れていたんだ。

 何度も聞いて胸を躍らせたドラゴンボールのCDや銀河鉄道999のVHSも当時のまま。母は捨てずに大事にとっておいてくれている。遠い日本で暮らす俺のことを、母は近くに感じようとしてくれていたのかな。母はバカチンガーになって夢を叶えた俺のことを心の底から喜んでくれた。

 バカチンガーとして初めて歩くパリの街。フランス人としての俺の目でなく、バカチンガーの目を通して見る風景はどんなものなんだろう。実に楽しみだ。 これから、報告をしていくけん、楽しみにしててくれ。

#エンタメQ