“効率と反対側のこと”を想像する、カンパニーデラシネラ「松本清張 点と線」開幕

AI要約

カンパニーデラシネ「第309回神奈川県青少年芸術劇場『松本清張 点と線』」が、本日7月27日に神奈川・神奈川県立青少年センター 紅葉坂ホールで開幕する。

これは、松本清張の小説「点と線」を原作に、小野寺修二が演出、ニコラ・ビュフが美術を担い、2009年に初演された作品。

開幕に際し、小野寺は「昭和30年代に書かれた松本清張『点と線』ですが、先日、その時代の写真集を見ました。今は若さや軽やかさが良しとされる時代かもしれませんが、その写真が捉えた人々はずっしりと重く、きっとまだ若い青年の背中に責任感があり、各々の顔に個性がある。

上演時間は約1時間30分で、公演は明日7月28日まで。

“効率と反対側のこと”を想像する、カンパニーデラシネラ「松本清張 点と線」開幕

カンパニーデラシネラ「第309回神奈川県青少年芸術劇場『松本清張 点と線』」が、本日7月27日に神奈川・神奈川県立青少年センター 紅葉坂ホールで開幕する。

これは、松本清張の小説「点と線」を原作に、小野寺修二が演出、ニコラ・ビュフが美術を担い、2009年に初演された作品。今回は改訂再演として、成河、王下貴司、大西彩瑛、崎山莉奈、武谷公雄、田中博士、藤田桃子、小野寺らの出演で上演される。

開幕に際し、小野寺は「昭和30年代に書かれた松本清張『点と線』ですが、先日、その時代の写真集を見ました。今は若さや軽やかさが良しとされる時代かもしれませんが、その写真が捉えた人々はずっしりと重く、きっとまだ若い青年の背中に責任感があり、各々の顔に個性がある。あらゆることが便利になり、効率優先の現代の恩恵をあまねく享受している身としては、ここで『あの頃はよかった』と言うつもりはありません。ただ、人力とか、無駄の多さに愛情を注ぎたい思いがあり、効率と反対側のこと、東京―博多が20時間以上かかった時代を、この作品を通じて想像することで、改めて今を見直せるんじゃないかと思っています」とコメントした。

上演時間は約1時間30分で、公演は明日7月28日まで。

■ 第309回神奈川県青少年芸術劇場「松本清張 点と線」

2024年7月27日(土)・2024年7月28日(日)

神奈川県 神奈川県立青少年センター 紅葉坂ホール

□ スタッフ

原作:松本清張

演出:小野寺修二

美術:ニコラ・ビュフ

音楽:国広和毅

□ 出演

成河 / 王下貴司 / 大西彩瑛 / 崎山莉奈 / 武谷公雄 / 田中博士 / 藤田桃子 / 小野寺修二 / 麻奥久美子 / 阿部知代 / 池内奈都子 / 浦野真介 / 大江昭彦 / 大川原歩 / 大久保美智子 / 小川恭未子 / 加藤典子 / 佐々木春樺 / 桜田実和 / 柴田真梨子 / 高久瑛理子 / 高橋陸生 / 高浜由理 / 竹田紫月 / 辻祥子 / 中神真智子 / 中島克枝 / 中西一斗 / 西久保成子 / 羽芝博美 / 東由希子 / 本間剛久 / 前原泉 / 光永勇輝 / 杜菜摘 / 元山未奈美 / ヤスオ

※高橋陸生の「高」ははしご高が正式表記。