「ガンダム」「ガンダムじゃない」結局どっち?「パッと見で判断しがたい」モビルスーツたち

AI要約

ガンダムファンの間でよく議論される「ガンダムか」「ガンダムじゃないのか」の問題について

ガンダムシリーズで多様なMSが登場し、外見だけでは判断しづらい機体も存在することについて

OVA『機動戦士ガンダム 第08MS小隊』に登場したEz8の特徴と現地改修による外観の変化について

「ガンダム」「ガンダムじゃない」結局どっち?「パッと見で判断しがたい」モビルスーツたち

「ガンダムか? それともガンダムじゃないのか?」。機体に関するこの問題は、ガンダムファンの間でもたびたび議論されるテーマだ。

 アムロ・レイが乗った「RX-78-2」から始まった「ガンダム」というモビルスーツ(MS)は、シリーズを象徴する機体となった。

 その一方でシリーズを重ね、多種多様な作品が生まれていく中で、「ガンダムだけど、一見ガンダムには見えない」機体や、逆に「ガンダムに見えるのに、実はガンダムじゃない」機体などが登場。パッと見では判断しにくいMSも現れるようになる。

 そこで今回は、見た目では「ガンダムか」「ガンダムじゃないのか」分かりづらかったMSを紹介していこう。

 まずは、OVA『機動戦士ガンダム 第08MS小隊』に登場した「Ez8」だ。Ez8は、主人公シロー・アマダ少尉が乗っていた陸戦型ガンダムが中破したことにより、現地仕様に大規模改修された機体である。

 劇中でEz8はノリス・パッカードのグフカスタムと激しい市街地戦を繰り広げた。さらにクライマックスでアプサラスIIIに特攻をかけたシーンも印象深い。 

 そのEz8は、改修前の陸戦型ガンダムにあったガンダムのシンボルとも言えるV型アンテナが取り払われ、ロッドアンテナを採用。ツインアイは健在なので、かろうじてガンダムだと分かるが、現地調達したジャンクパーツを用いて補修・改修が行われたことで、ビジュアル的にはかなりガンダムらしさが失われていた。

 飾り気のない非常にシンプルなオフホワイトの外装、被弾での損傷や異物の侵入を防ぐための大型のチンガードの増設など、質実剛健で無骨な印象を受ける。

 また、僚友のカレン・ジョシュワが乗る陸戦型ガンダムも、頭部が破壊された際に正規のパーツがなかったために陸戦型ジムの頭部を代用して修復(陸戦型ガンダム ジムヘッド)。友軍から「ジム頭」と呼ばれ、からかわれる場面もあった。

 このようにEz8やジムヘッドは現地改修されたことにより、ガンダムらしくない見た目になってしまったが、ベースはどちらも陸戦型ガンダムである。