【京本大我さん】SNSなど、いろんな自分を知ってもらえる場所が増えたという彼の「言えない秘密」とは

AI要約

人生、仕事、恋愛について、常に新しい自分に出会いたいという思いを持ち続けることの大切さについて語られています。

秘密を持つことで人との繋がりを深めることができる一方、自分自身の複雑さや成長を追いかける日々に対する不安や興味も語られています。

最近自身の内面や特殊な恋愛観をSNSや周囲に披露し始め、自身が未だに理解できていない部分がたくさんあることについて綴られています。

【京本大我さん】SNSなど、いろんな自分を知ってもらえる場所が増えたという彼の「言えない秘密」とは

人生も、仕事も、恋愛も、「すべて知ってしまったらつまらない」。胸を高鳴らせながら走り続けたいから、もっと新しい自分に出会いたいから彼から見える世界はいつだって「知らない」と「知りたい」で彩られている。

「親しい人の間に秘密はあっていいと思うか?」そう質問されたら僕はきっと「秘密はあっていい」と答えると思う。親しくなるほど相手の感性や価値観が見えてくるから「これを言ったら困らせてしまうな」とか相手のためを思って言わない、そんな秘密は自然と生まれる気がするし。逆に、そんなに親しくない人や出会ったばかりの人なのに「この価値観をわかってくれるなら、もしかして」と今まで誰にも言ったことのない心の内を打ち明けてみたら「それ、わかる」「自分も感じたことがある」と二人の関係を驚くほど急速に縮めることもあったりして。誰にも言わない秘密を持つことで誰かと深く繋がれることもあるんだよね。

最近、Xやインスタグラムを始めたり、他人にはなかなか理解してもらえないちょっと特殊な恋愛観を披露したり。いろんな自分を知ってもらえる場所が増えた。そこで、ファンや周りの人たちから言われるのが「まだまだ知らない京本大我がいそう」という言葉で。それはきっと「正解」なのだと思う。なぜなら、僕も追いつけていないんで、自分に。自分もずっと自分を追いかけているんで、全然、間に合わないんですよ。変化なのか、劣化なのか、進化なのかよくわからないけどふと「オレ、よく出かけているけど、こんなに出かける人だっけ」とか「オレ、なんでこの食べ物にハマっているんだろう」とかひどいときは「オレって誰なんだろう」なんて思うこともあったりする(笑)。でも、それでいいと自分では思っている。人生も、恋愛も、自分自身にも満たされたくない「仕事ってこんな感じでしょ」「人生ってそんなもんでしょ」「恋愛ってこんな感じでしょ」ってそんなふうに歩いていくのはつまらないから人生も、恋愛も、自分自身も、全部知らなくていい。「まだまだ足りない」「もっと知りたい」とずっと渇望していたいなって思うんです。

●京本大我

1994年12月3日生まれ。SixTONESのメンバー。その表現力と歌声を生かしミュージカルでも高い評価が。8月からは念願の『モーツァルト!』に出演。また、ここ数年はドラマや映画でも大活躍。ドラマ『お迎え渋谷くん』や『霊験お初~震える岩~』が話題に。

『言えない秘密』

6月28日公開 ©2024「言えない秘密」製作委員会

心にトラウマを抱えてピアノ留学から帰国した湊人(京本)は音楽大学のキャンパスで雪乃(古川琴音)に出会う。ピアノを通じて心の距離を縮めていく二人。雪乃に惹かれていく湊人だが、ある日突然、雪乃が姿を消してしまう……。「ただの胸キュンではなく、心の深いところにまで響くラブストーリーになっていると思うので。多くの方に観てもらいたいです」(京本)

MAQUIA 7月号

取材・文/石井美輪 構成/萩原有紀(MAQUIA)