元ZONEのMIZUHO「実力派と言われてもそれって顔じゃないってこと?」デビュー後の葛藤と今だから語れる脱退の理由

AI要約

MIZUHOさんは小学2年生の頃から芸能界デビューを目指して養成所に通っており、毎日1時間歩いて帰るなど努力を惜しまなかった。

幼少期から芸能活動に没頭し、10年以上続けた養成所のレッスンを通して夢への情熱を深めていた。

当初はダンスボーカルグループとしてデビューを目指していたが、バンドデビューに至るまでの経緯を語っている。

元ZONEのMIZUHO「実力派と言われてもそれって顔じゃないってこと?」デビュー後の葛藤と今だから語れる脱退の理由

ガールズバンドグループZONEのドラマーとして活躍したMIZUHOさん。夢を追いかけた幼少期のお話から「思春期ならではの葛藤があった」という脱退前の胸のうちを話してくれました。(全3回中の1回)

■養成所から自宅までバスがない日は夜道を徒歩1時間

── 小さい頃から芸能界デビューを目指していたと伺いました。

MIZUHOさん:小学校2年生の頃、新聞の広告欄に芸能養成所の案内を見つけました。沖縄アクターズスクールの出身の方が活躍されていた時代で、私が住んでいた札幌にも出来たんだ!と。その広告を見て「やってみたい」と応募したのがきっかけです。安室奈美恵さんやSPEEDさんに憧れていて、部屋にはポスターを飾っていました。

母がいろいろな習い事をさせてくれていて、ピアノや水泳もさせてもらっていたそうなんですが、ほかは何も続かなくて。唯一、10年以上続いたのが芸能養成所のレッスンで、小学2年生で応募して3年生から通い始めました。

── 養成所まで通うのは大変だったそうですね。

MIZUHOさん:学校が終わったらバスと地下鉄に乗って通っていました。夜の9~10時頃まで練習をして、そこから家に帰るのですが、実家が田舎で、帰る頃にはバスが1時間に1本しかないんです。乗り遅れたら、1時間歩いて帰っていました。街灯も少ないので、暗い道を歩いていると蜘蛛の巣に引っかかるんです。それを払いながら歩いていました。あの時間帯に子どもがひとりで帰るなんて、今では考えられないことですね。

始めた頃は週に1回だったのですが、小学校5年生頃からレッスンの回数が増えていきました。続けていくうちにどんどんのめり込んで、真っ直ぐな気持ちで向かっていました。「有名になりたい」という強い気持ちがあったのでここまで頑張れたと思います。小学生の頃は友達ともほとんど遊んでいなかったですね。夢に向かって無我夢中でした。

── もともとZONEはダンスボーカルグループだったそうですね。

MIZUHOさん:ずっとバンドをしていたと思われているのですが、当初はSPEEDさんのようなダンスボーカルグループでした。グループでのデビューが決まって、デビュー曲どうしようかという流れの中で、「楽器を持ってみれば?」という、もうこのままのひと言で決まりました。