「西園寺さんは家事をしない」第3話で問いかける「“家族”って何なんだろう」

AI要約

TBS火曜ドラマ「西園寺さんは家事をしない」の第2話では、楠見親子が西園寺家に住み始め、西園寺さんが「偽家族」生活を提案する展開となる。

楠見の妻の母・波多野里美の存在が問題になり、新たな生活のかたちにワクワクする西園寺さんと、楠見の過去と向き合う苦悩が描かれる。

西園寺さんは偽とはいえ家族を築くことの難しさを感じながらも、3人で前進し、新たなフェーズに入ることを示唆している。

「西園寺さんは家事をしない」第3話で問いかける「“家族”って何なんだろう」

 TBSでは、火曜ドラマ「西園寺さんは家事をしない」が放送中。原作は「ホタルノヒカリ」などを手掛けた人気漫画家・ひうらさとるによる同名コミック(講談社「BE・LOVE」連載)。徹底して家事をしない主人公・西園寺一妃(松本若菜)と年下の訳ありシングルファーザー・楠見俊直・松村北斗(SixTONES)&その娘・ルカ(倉田瑛茉)の風変わりな同居生活を通して「幸せって何? 家族って何?」を考えるハートフルラブコメディーだ。

 第2話では、西園寺さんの勢いに乗せられ、西園寺家の賃貸スペースに住み始めた楠見親子。楠見は、これまで家事ゼロライフで気ままに暮らしていた西園寺さんに迷惑をかけないように気を遣い、誓約書を用意したり、「家事の恩返し」と称して西園寺さんの家を律儀に掃除してみたりと試行錯誤。そんな楠見との絶妙な距離感に、西園寺さんも違和感を覚えるのだった。

 さらに、仕事をしながら1人で育児をする楠見の大変さを目の当たりにした西園寺さんは、残業することになった楠見の代わりにルカの保育園のお迎えを申し出るなど、自身の生活にも変化が表れる。ひとつ屋根の下、誰かと一緒に暮らすことに疲れを感じながらも、一方でその良さをしみじみと実感する西園寺さん。そんな生活を続けるためには、お互いに気を遣わずに甘えられる関係性になることが必須。そこで西園寺さんは「“偽家族”になろう!」とこれまた突飛な提案に。

 そして、いよいよ始まる西園寺さんと楠見親子の“偽家族”生活。これまでは近くに住む存在止まりだったが、“偽家族”を検証することになった3人にはどんな展開が待ち受けているのだろうか。“偽家族”や“義理の家族”という言葉とともに、「じゃあいったい“家族”って何なんだろう」という疑問に一歩切り込む第3話に向けて、岩崎愛奈プロデューサーからコメントが到着した。

 第2話の終わりで西園寺さんから楠見に対して、偽家族になろうという突拍子もない提案がありました。ひらめきワクワク女子の西園寺さんは、「“偽家族”という我ながら面白いことを思いついたぞ」と思って気持ちが盛り上がっていますが、ロジカルズバズバ男子の楠見は、西園寺さんの提案の意味や、そもそも“偽家族”とはどういうものなのかよくわ分かっていない状態。そんな懐疑的な楠見を丸め込むようにして西園寺さんは、前例のない“偽家族”という関係を、実際に3人で検証してみようと押し進めていきます。

 そんな中、楠見の妻・楠見瑠衣の母親である波多野里美(奥貫薫)の存在が明らかに。楠見にとっては、亡くなった瑠衣が結びつけてくれた義理の母であり、ルカにとってはおばあちゃんである里美。ですが、どうやら楠見と里美の関係はあまりうまくいっていない様子…。新しい生活のかたちにワクワクする西園寺さんに反して、また別の問題と向き合わなければいけない楠見。心境の違う2人の間に少し重たい課題があることが見えてきます。

 “偽家族”を提案した西園寺さん自身も、新たな生活を検証していく中で、偽とはいえ“家族”を築いていくことは思っているほど簡単ではないことだと気づいていきます。だけど、その壁は3人が一緒だからこそ乗り越えられるかもしれない…。そんなふうに信じながら奮闘する西園寺さんと、西園寺さんによって少しずつ変わっていく楠見の姿をぜひ見ていただきたいなと思っています。さらに、ラストでは、西園寺さんの心境がまた新しいフェーズに入るかも…?  最後まで気を抜かずに見ていただきたいです!