日向坂46加藤史帆 連ドラ初主演作に恋してる 難しかった「恋心」全力スキスキ攻撃にも注目

AI要約

日向坂46加藤史帆(26)が初主演するドラマ「彩香ちゃんは弘子先輩に恋してる」は放送中。彩香が先輩社員に猛アタックするストーリーで、加藤は初の大役に挑んでいる。

加藤は柔らかい声と独特な言葉のリズムで相手を引き込む力があり、初共演の森とのコンビも軽快。ドラマの撮影中はテンションが高く、撮影後は疲れてエネルギー切れになることを明かしている。

加藤は演技経験が限られていたが、努力を重ねて表情の表現などに取り組んだ。彩香役の恋心の表現には苦労しながらも、率直な思いや覚悟を抱いて役に挑んでいる。

 日向坂46加藤史帆(26)初主演ドラマ「彩香ちゃんは弘子先輩に恋してる」(MBSで木曜深夜0時59分、ほかテレビ神奈川など)が放送中です。森カンナ(36)演じる先輩社員に猛アタックする役どころ。恋心の表現に苦戦しつつも、初の大役を前向きに務めています。【横山慧】

 ■ハイテンションHPゼロ

 柔らかい声のトーンと独特な言葉のリズムで、相手を会話に引き込む。「CanCam」専属モデルも務めるビジュアルと中身とのギャップが大きな魅力だ。ダブル主演の森とは初共演で「カンナさんからは『会って3秒で変な子だと分かった』って言われちゃいました」と照れ笑いした。

 「最初にドラマのお話を聞いた時は、素直にビックリしましたし、うれしかったです」と明かした。今年4月にはテレビ東京系のドラマ「これから配信はじめます」に出演。「もっとお芝居も上手になりたい、と思っていたらお話が舞い込んできたので。でも主演というのは本当にビックリしました。ビックリしか言ってないですね…フフフ」と口に手を当てた。

 オフィスを舞台としたガールズラブ物語。森演じる“絶対に落とされない先輩”弘子に、加藤演じる“絶対に諦めない後輩”彩香が猛アタックする駆け引きが見どころのコメディーだ。「先輩の前ではテンション20倍なので、撮影が終わって帰るとHP(ヒットポイント)ゼロ…みたいな感じでした」と述懐した。

 ■表情筋の動かし方も大事

 16年5月、一期生としてグループに加入。以来、常に中心メンバーの1人として長く第一線で活躍している。一方で、演技の経験はグループとして出演したドラマなどに限られていた。「映像越しでのお芝居だから、表情筋の動かし方も大事なんだとカンナさんから教えていただいて。私は体は結構本能のままに大きく動くんですけど、表情は難しくて、結構苦戦しました」。日々周囲の言葉に耳を傾け、吸収していった。

 ■恋をしたら私も変わる?

 感情の表現でも苦労した。「『大好き』っていうセリフがたくさんあるんですけど、これどういう感じで言えばいいんですか? って監督に尋ねたら、『恋心を知ろう!』って言われました」と苦笑した。「彩香ちゃんはものすごくアグレッシブなので、『なるほど恋をしたら人ってこんなに変わるのか、私も変わっちゃうのかなぁ』って感じました」と説明した。

 初めて直面した試練や課題を乗り越えて撮影した作品。「物語前半はとにかく彩香ちゃんのスキスキ攻撃と弘子先輩とのすれ違いが注目ポイントです」とアピールした。思い入れもひとしおだ。「後半につれて、ガールズラブについてどう見られるかとか、親友との関係性とか、違った展開も出てきます。かわいいだけじゃなくて、誰かに寄り添えるような温かいドラマだと思うので、楽しみにしていただきたいです」とアピールした。

 ■少しでもグループの力に

 「ドラマを見た方が『日向坂46の子なんだ!』ってなって、日向坂46の動画を見たり、直接ライブに来たりしていただけるように、少しでもグループの力になれたらなと思っています。暑いですけど私も体調崩さないように気を付けて、いつでも応援したいなと思っていただけるように、いつでも頑張りたいです!」

 全力で取り組んだ連ドラ初主演作。恋心の表現も覚え、また一歩“最強アイドル”に近づいた。

 ◆加藤史帆(かとう・しほ)1998年(平10)2月2日、東京都生まれ。16年5月、けやき坂46(ひらがなけやき=現日向坂46)に加入。愛称「かとし」「としちゃん」など。160・5センチ。血液型A。