「今まで何してたの?」大食い選手権2回目で優勝のアンジェラ佐藤 魔女・菅原初代との忘れられない最後のやりとり「せつなくなります」

AI要約

アンジェラ佐藤さんは大食いタレントとして活躍し、大食い王決定戦で菅原初代さんなどと競い合い、優勝したエピソードを振り返る。

菅原初代さんについて、彼女の知的な一面や大食いに真摯に取り組む姿勢について語られ、彼女が病気になった際の思いや最後の会話について触れられる。

菅原初代さんのお亡くなり前の様子や最後の会話に対するアンジェラ佐藤さんの思いを綴る。

「今まで何してたの?」大食い選手権2回目で優勝のアンジェラ佐藤 魔女・菅原初代との忘れられない最後のやりとり「せつなくなります」

大食いの世界に彗星のごとく現れ、数々のタイトルを勝ち取ってきたアンジェラ佐藤さん。大食いタレントとしての道を突き進むなか、人知れず抱えた悩みがありました。そして一番大変だったのは「動物に勝つチャレンジ」だったそうです。(全3回中の2回)

■スタッフから「今まで何してたの?」と言われて

── 2009年、テレビ東京の「大食い王決定戦」に初出場で4位という成績を残されています。

アンジェラ佐藤さん:その次の大会では優勝してしまって、自分が一番びっくりしました(笑)。初めての大食い王決定戦で、菅原初代さん、ギャル曽根さん、宮西亜紗美さん、エアロビ桑野さんなどと対戦しました。今から考えても、そうそうたるメンバーですよね。

── 菅原さんといえば、魔女・菅原として有名ですが、昨年惜しまれながら亡くなりました。今も覚えていらっしゃる思い出はありますか?

アンジェラ佐藤さん:菅原さんの事は思い出がありすぎてひとつに絞れないですね。テレビでは強く勇ましく食べるキャラクターのイメージのある方ですが、本来の菅原さんはとても思慮深く、美術や読書を愛する知的な方で、そして誰よりも大食いに真摯に打ちこみ、大事になさってる人でした。

御自身が病に倒れたとき、「自分が病気にかかったことで大食い界に暗い影を落とすのではないか」と案じ、「迷惑をかけたくない」という理由でしばらく公表されませんでした。自分が大病を患ったのに、そんなときですら大食い界のことを心配する菅原さんこそが真の女王だと思いました。実力も競技に対する精神もこの人には絶対かないません。

他に強いて言うなら、忘れられない思い出はお亡くなりになる2か月前くらいにお電話で話したことですかね。とりとめのない会話でしたが、「ほうれんそうのおひたしが食べたいな」とぽつりと呟かれて。それが何とも寂しくて。今でもふと思い出してちょっとせつない気持ちになります。