吉田沙保里がパリ五輪に向けたイベントに登壇、注目選手は「競泳の池江璃花子選手や柔道の阿部兄妹(一二三、詩)」

AI要約

元レスリングオリンピック選手の吉田沙保里が、7月21日に東京駅八重洲中央口改札外イベントスペースで開催された「auアスリートパーク」に登壇し、オリンピック出場の思い出や注目選手、選手村の裏話などを語った。

吉田は、当時の応援が自身にとって大きな力になったと振り返り、今回のパリオリンピックで注目する競技や選手についても言及した。

また、AIを活用した「アスリートメーカー」にも挑戦し、バレーボールの選手として躍動感あるポーズを取った吉田の写真が生成されるなど、参加者との連携も楽しんだ。

吉田沙保里がパリ五輪に向けたイベントに登壇、注目選手は「競泳の池江璃花子選手や柔道の阿部兄妹(一二三、詩)」

元レスリングオリンピック選手の吉田沙保里が、7月21日に東京駅八重洲中央口改札外イベントスペースで開催された「auアスリートパーク」に登壇した。

■吉田「声をかけてくださったのが嬉しかった」

「auアスリートパーク」は、2024オリンピック開催に合わせて、通信やAIを体験しながらTEAM JAPANを一緒に応援するKDDI主催の参加型イベント。ゲストとしてトークイベントに登壇した吉田は、オリンピック出場の思い出やパリ五輪に出場するTEAM JAPANへの期待、注目選手などについて語った。

吉田は、2012年の世界選手権で男女通じて史上最多となる13大会連続の優勝を記録し、国民栄誉賞を受賞。女子レスリング世界大会16連覇、個人戦206連勝という輝かしい記録を作り、2019年に現役引退した。

今回のパリオリンピックの注目選手を聞かれると、「レスリング選手はもちろんなんですけど、競泳の池江璃花子選手や柔道の阿部兄妹(一二三、詩)。兄妹で東京オリンピックで金メダルを獲って、また今回も兄妹で連覇を目指すということで注目しています」と答えた。

アスリートは多くの人からの応援が活力となり頑張れるという。吉田も「地元に帰った時は、地元の方々がすごく応援してくださったりしますし、声をかけてくださったりするのが嬉しかったです。あと、街中でも『頑張ってください』って直接声をかけてもらえたのが嬉しかったですし、直接お会いできない方もお手紙とかメールとかをいただいた時には『こんなに応援してもらえてるんだ』っていうのを知って頑張れました」と、現役時代を振り返って語った。

■個人競技は選手村で違う種目の選手と相部屋になることも

「auアスリートパーク」の取り組みの一つとして、パリ2024オリンピック日本代表選手団「TEAM JAPAN」の活躍の裏側をお届けするJOC公式動画コンテンツ「TEAM JAPAN LIVErary」がスタートする。パリで行う選手のインタビューや競技とは違う裏側の映像などが配信される予定となっている。

現役時代のオリンピックでの裏話を聞かれた吉田は、「選手村ってどんな感じなのか、皆さん気になってるんじゃないでしょうか。普通のマンションタイプで、(レスリングのような)個人競技は人数が少なかったりするので、例えば卓球のような個人競技のある種目の選手の方と2人部屋になったりします。バレーボールとか団体競技は人数も多いので同じ競技の選手同士が多いと思いますけど」と、選手村の部屋割りについて話し、「それがきっかけで仲良くなったりしました」と話した。

■「皆さんの応援が背中を押してくださって選手の力になります」

7月19日から、AIを活用した「あなたもTEAM JAPANの一員に!? なりきりアスリートメーカー」の提供が開始された。自身の写真を撮影すると、AIがアスリート風の躍動感のあるポーズや表情になった画像を生成するというもの。

吉田も試してみることになり、競技は「バレーボール」を選択し、自撮りして自身の写真を取り込んだ。完成された画像は、バレーボールのユニフォームを着た吉田が高く跳んでアタックを打とうとしているものだった。「意外と簡単に操作できました。レスリングのユニフォームしか着たことがなかったんですけど、違う競技の選手になれるのは嬉しいですね。ワクワクします」と「アスリートメーカー」を使ってみた感想を伝え、完成した自身の画像に「こんなに高く跳べるのかな、私」と驚きつつも「かっこいいですね!」と満足そうな表情を見せた。

最後は、「いよいよ開幕します。東京オリンピックの時はコロナ禍でお客さんがあまり入れなかったりしましたが、パリでは満員になると思います。皆さんの応援が背中を押してくださって選手の力になります。パリにはなかなか行けないかもしれませんが、日本でしっかり応援していたいたら選手に届くと思いますので、暑いですけど、選手はもっと暑い中頑張っているのでぜひ応援していただければと思います」というメッセージで締めくくった。

◆取材・文=田中隆信