「憲磨呂」だけじゃない…!? ヒットゲーム「リメイク版で消滅した」人気要素

AI要約

『MARVEL vs. CAPCOM Fighting Collection:Arcade Classics』のリメイク作品が発表され、憲磨呂というキャラクターが消滅したことが話題に。

憲磨呂はとんねるずの木梨憲武さんによって生み出された異色のキャラクターで、ギャグテイストな戦い方で愛されていた。

憲磨呂は海外版では登場しない特殊キャラクターであり、リメイク作品でもキャラクター一覧から削除されている。

「憲磨呂」だけじゃない…!? ヒットゲーム「リメイク版で消滅した」人気要素

 昨今、さまざまなゲームの“リメイク作品”が発表され、そのたびかつてのファンが盛り上がりを見せている。しかしその一方、リメイクの際に“消滅”してしまった設定があることが明らかとなり、一部のファンが落胆するというケースも。今回は、残念ながらリメイクで消されてしまった悲しき要素たちについて見ていこう。

 2024年6月に、任天堂の新作情報番組『Nintendo Direct(ニンダイ)』のなかで、『MARVEL vs. CAPCOM Fighting Collection:Arcade Classics』なる一作が発表され、話題を呼んだ。

 過去に発売された「MARVEL」と「CAPCOM」のコラボ作品を一挙に収録したパッケージとなっており、7つの作品をまとめたボリューミーなリメイク作品となっている。

 多くのファンが歓喜した一方で、とあるパッケージイラストから「憲磨呂(のりまろ)」というキャラクターの姿が削除されていたことが、大きな話題となった。

 憲磨呂は当時放送されていた番組『とんねるずの生でダラダラいかせて!!』(日本テレビ系)の企画によって生まれたキャラクターで、とんねるずの木梨憲武さんによってデザインされた。

 坊主頭と眼鏡、独特の老け顔が特徴的な学生のキャラで、数多くの格闘家やヒーローたちが激突する作品のなかではかなり異色な存在。キャラクターの声も木梨さん本人が演じていたりと、まさに知る人ぞ知る色物キャラクターとして活躍していた。

 その戦い方も、鞄から取り出した物を投げる、飛び上がって相手に突っ込む、駄々っ子パンチ……など、非力かつギャグテイストなものばかり。いわゆる“ネタキャラ”として愛されていた彼だが、実は「MARVEL」側に拒否されてしまったことが原因で海外版ではキャラクター設定が削除されてしまい、日本版でのみしか登場しない特殊キャラでもある。

 今回のリメイク作品でもキャラクター一覧に「憲磨呂」の姿はないため、いまだにSNSでは登場するのかどうか、さまざまな憶測が飛び交っている。

 事情が事情だけに仕方がないと思いつつ、一方でその個性的な姿を今一度見てみたい、と願うファンも少なくないのかもしれない。