ビバヒル女優の早すぎる死に広がる悲しみ。“不仲説”の元共演者も沈痛「受け止めきれない」

AI要約

アメリカの伝説的ドラマ『ビバリーヒルズ高校/青春白書(通称ビバヒル)』のブレンダ役で親しまれたシャナン・ドハーティーが、今月13日(現地時間)死去した。まだ53歳だった。かつては「問題児」「ゴシップ女優」などと言われたシャナンだが、2015年に乳がんと診断されて以降、自身の病気についてオープンに語り、SNSなどで闘病の様子を積極的に発信してきた。

シャナン演じるブレンダは、登場人物の中でも特に絶大な支持を集めていたが、シーズン4で降板。メインキャラクターながら、早々に姿を消した。ただ、その後もブレンダ人気が衰えることはなく、シーズン10まで続いた本作(日本ではシーズン4より『ビバリーヒルズ青春白書』として放送)のなかでも、シャナンがレギュラー出演していた1~4シーズンまでを好むファンが多いといわれている。

自身の病気をオープンにした彼女は、恐怖のあまり治療中に涙ぐむ姿など、闘病の様子をSNSで積極的に発信。啓蒙活動にも取り組み検診の大切さを訴えてきた。

ビバヒル女優の早すぎる死に広がる悲しみ。“不仲説”の元共演者も沈痛「受け止めきれない」

 アメリカの伝説的ドラマ『ビバリーヒルズ高校/青春白書(通称ビバヒル)』のブレンダ役で親しまれたシャナン・ドハーティーが、今月13日(現地時間)死去した。まだ53歳だった。かつては「問題児」「ゴシップ女優」などと言われたシャナンだが、2015年に乳がんと診断されて以降、自身の病気についてオープンに語り、SNSなどで闘病の様子を積極的に発信してきた。

 早すぎる別れに、世界中のファンや俳優仲間、そして過去に確執がささやかれた元共演者たちからも悲痛な声があがっている。

 シャナンは80年代に米国民的ドラマ『大草原の小さな家』に出演し、子役としてキャリアをスタート。1990年からは伝説の米大ヒットドラマ『ビバリーヒルズ高校白書』で高級住宅街に住む高校生ブレンダ・ウォルシュ役を演じ、大ブレイクした。

 シャナン演じるブレンダは、登場人物の中でも特に絶大な支持を集めていたが、シーズン4で降板。メインキャラクターながら、早々に姿を消した。ただ、その後もブレンダ人気が衰えることはなく、シーズン10まで続いた本作(日本ではシーズン4より『ビバリーヒルズ青春白書』として放送)のなかでも、シャナンがレギュラー出演していた1~4シーズンまでを好むファンが多いといわれている。

 1998年に放送開始された米ドラマ『チャームド~魔女3姉妹~』では、魔法が使える3姉妹の長女を演じ人気スターの座を不動のものとしたシャナン。ドラマ自体はロングランのヒット作となったが、再び途中で降板することに……。

 またいつしか、共演者との軋轢や遅刻、離婚や飲酒運転など、私生活上のトラブルがたびたび報じられるようになった。

 そうしたなか、シャナンは2015年に乳がんと診断されたことを公表。2017年には一時的に寛解したが、その3年後に再発し、ステージ4の乳がんであることを明らかにした。さらに、2023年にはがんが骨と脳にまで転移し、脳腫瘍を摘出するために手術を受けたことを告白していた。

 自身の病気をオープンにした彼女は、恐怖のあまり治療中に涙ぐむ姿など、闘病の様子をSNSで積極的に発信。啓蒙活動にも取り組み検診の大切さを訴えてきた。

 一方で演じることも諦めなかった。2019年には、ビバヒルで恋人ディラン役を演じたルーク・ペリーが脳卒中で死去したことを受け、彼が生前出演していたドラマ『リバーデイル』の追悼エピソードに出演。さらに、当初出演予定ではなかった新シリーズ『ビバリーヒルズ再会白書』にも登場した。

 治療を受けながら出演することを決めたのは、「親しかったルークに敬意を表すため」、そして「ステージ4のガン患者であってもやりたいことを諦めず、活気に満ちた生活を送れることを示すため」だったという。

 昨年11月のインタビューで「物事を良く変えられると信じている。まだ何も終わっていない」と生きる希望を語っていた彼女。ただ、生前最後のポストとなった6月26日のインスタ投稿では、「抗がん剤治療を再開したが、とてもつらい」「この治療がどれだけ続くか、私にも主治医にも予想ができない。この先どうなるかわからず怖い」と動画で不安を語っていた。