【真木よう子】現場で神風を吹かせる 近浦監督「真木さんだから出来た」

AI要約

俳優の藤竜也さん、真木よう子さん、原日出子さんと、近浦啓監督が映画『大いなる不在』の公開記念舞台挨拶に登壇しました。

映画『大いなる不在』は、父と義母の間に起きた謎を追いながら人生の深みを描いたサスペンス・ヒューマンドラマです。

真木よう子さんが出演を決めた経緯や、撮影時の思い出について、近浦啓監督とのやり取りが明かされました。

【真木よう子】現場で神風を吹かせる 近浦監督「真木さんだから出来た」

俳優の藤竜也さん、真木よう子さん、原日出子さんと、近浦啓監督が映画『大いなる不在』の公開記念舞台挨拶に登壇しました。

同作は、小さいころに自分と母を捨てた父が、警察に捕まり、連絡を受けた息子が、妻と共に父の元を訪ねると、父は認知症で別人のようであり、父が再婚した義理の母も行方不明に…。父と義母の間に何があったのか?人生の深みに心が揺さぶられるサスペンス・ヒューマンドラマです。

真木さんはオファーを受けた際、“最初、私の弟が本を持ってきてくれて「これ、すごい。何だろう…よう子、ちょっと読んでみて」と勧められ読んでみて、これ絶対参加したいなと思って忘れていたんだけど、この役自分でいいのかな?…良い作品だからこそ違う人がやれば?と思っていたら、監督から手紙が来て、俄然やる気になりました”と出演への経緯を語りました。

すると近浦監督は、“どうしても真木さんに出ていただきたくて、読みにくい長い手紙を書きました”と熱烈な想いを伝え、忘れられない1シーンとして、“序盤の坂道シーンでリハーサルの時、真木さんの後ろ姿を見ていたら、「あっ、これ風が吹くなぁ」と思って、本番直前「真木さんあそこで立ち止まって、夕日を見上げてください」と言った”と興奮気味に撮影時を回想。

さらに近浦監督は、“その時、真木さんは、事もなげに「分かった」と”と語り、本番ワンテイク目で真木さんが夕陽を見あげると、光が差し込んできた後、ワンテンポおいてすごい風が吹いたんです。通常、海外の映画ではヘリコプターで吹かせるんですけど、奥の木まで揺れた。あの風、奇跡の瞬間は真木さんでしか吹かなかったと思います”と驚きのエピソードを明かし絶賛しました。

真木さんは照れながら、“ありがとうございます”と答え、“近浦監督のこと、すごい好きなんですよね。作品にも参加できて本当に良かったなという気持ちです”と、充実した表情で語っていました。

【担当:芸能情報ステーション】