王林 都知事選「おもしろい選挙活動をしている人も」「参考に」石丸伸二氏のSNS活動にも言及

AI要約

タレント王林(26)が13日、ABCテレビ「教えて!ニュースライブ 正義のミカタ」に生出演し、前日に行われた東京都知事選挙の結果や候補者の動向について率直な意見を述べた。

石丸伸二氏の躍進や蓮舫氏の落選、SNSを活用した選挙活動の影響について議論が交わされ、若者たちがSNSを主な情報源とし、その影響を受けて意思決定をしていることが指摘された。

特に、石丸氏のTikTokやSNSでの展開は、従来の政策重視からイメージ重視への転換をもたらし、新たな政治参加の形を示しているとの意見が提示された。

 タレント王林(26)が13日、ABCテレビ「教えて!ニュースライブ 正義のミカタ」に生出演。7日に投開票された東京都知事選を振り返り、率直な思いを述べた。

 大阪の放送局制作でローカル番組ながら、海原ともこが「東京って日本代表みたいな。そこはしっかりしてもらわないとと思うので、見てしまいますし」と言及し、王林が続いた。

 「おもしろい選挙活動をしている人もいたり。はい、参考にさせていただいてました(笑い)」

 小池百合子都知事が3選を遂げ、得票数では蓮舫氏を抑えた石丸伸二氏が躍進。王林は、番組に出演していた政治ジャーナリスト青山和弘氏、社会学者西田亮介らに背景を問うた。

 これに青山氏が「10~30代で石丸伸二氏(の支持が)トップで、ものすごい永田町に衝撃を与えてるんですよね。前半はまだ泡沫(ほうまつ)に近いぐらいの扱いだった。ところがSNS(発信の力)と、メディアの扱いも増えてきて、街頭でも人が増えてきて…」と説明。

 石丸氏に届かなかった蓮舫氏は「蓮舫さん本人もショック受けているということで、SNS発信は最近もしていますが、周囲から『しばらく休んだ方がいい』と忠告を受けたそうです」と続けた。

 鍵となったのが、石丸氏のTikTok(ティックトック)など、SNSでの活動だった。

 京大大学院教授の藤井聡氏は、石丸氏のSNSを軸とした活動に「TikTokも、演説も聞きましたけど、政策内容じゃなくて、イメージでおっしゃっている。なので、人気投票になってる。民主主義の選挙を根底から覆す選挙になっている」と考えを口にした。

 一連の発言を受け、王林は「私たちぐらいの世代、20代の子たち、SNSがほとんどの情報源になってるから。それが切り取られて(情報が)あがってるから、それを見て、ああそうなんだって思っちゃう。全部見ないで(票を)入れちゃうから…」と受け止めていた。