山崎育三郎、「ずっとやりたかったことなので、本当に大きな一歩」ミュージカル仕立てのコンサートで新境地

AI要約

ミュージカル界のプリンスで歌手の山崎育三郎が6年ぶりのアルバム「The Handsome」をリリースし、全国ツアーを展開している。

アルバムは根本宗子さんがプロデュースし、詐欺師「ハンサム」の物語を描いている。

山崎はミュージカル仕立ての内容に満足し、今後の可能性に期待を寄せている。

光のない方へ」では高音域を取り入れ、ミュージカル以外でも挑戦をしている。

山崎はミュージカル俳優のテレビ界進出をリードし、いろんなメディアに挑戦している。

8月25日には愛知県芸術劇場、9月10・11日には東京ガーデンシアターでコンサートを開く予定。

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山崎育三郎、「ずっとやりたかったことなので、本当に大きな一歩」ミュージカル仕立てのコンサートで新境地

 ミュージカル界のプリンスで歌手の山崎育三郎(38)が6年ぶりのアルバム「The Handsome(ザ・ハンサム)」を引っ提げ、これまでで最大規模となる27カ所の全国ツアーを展開している。ミュージカル仕立ての内容に「ずっとやりたかったことなので、本当に大きな一歩」と満足げに話した。

 アルバムは演出家で脚本家の根本宗子さん(34)がプロデュース。全10曲で山崎演じる詐欺師「ハンサム」の物語を描き、ロックバンド「OKAMOTO'S」やシンガー・ソングライターの大森靖子(36)らが楽曲を提供。主人公を振る運命の女性として、「YOASOBI」としても活動する幾田りら(23)も客演している。

 自身は小椋佳(80)のオリジナルミュージカルがデビュー作であり、「自分の原点。オリジナル作品をいつか作ってみたい」と夢があった。舞台化は興行的に難しいことから、ミュージカルのような物語を軸にした本作につながり、「何もないところから作っていくのはすごくやりがいがあった」と手応えをアピール。チャーミングな「ハンサム」の生きざまに「いつか上演しても面白い。いろんな展開があり得る」とも期待する。

 収録曲「光のない方へ」では「ミュージカルでも絶対に出さない」という音域を取り入れた。「『X JAPAN』のToshIさんより高い。のどをつぶすような歌唱法」と苦笑いし、「ステージでやるのはチャレンジですね!」と笑顔で話した。

 ドラマ「下町ロケット」などここ8年ほどはテレビ中心の活動に。「ミュージカル界には自分以外にもすてきな俳優がいる」ことをアピールするため、周囲の反対を押し切って外のメディアに飛び込んだ。「誰かがやらない限り何も変わらない。注目していただけたことで、少しずつミュージカルというものが広がった」と振り返り、ミュージカル俳優のテレビ界進出を先導。「映像の世界で学んだこともまた、ミュージカルに返ってくる。全部つながってますね」と充実の心境を語った。

 8月25日には愛知県芸術劇場、9月10・11日には東京ガーデンシアターでコンサートを開く。