吉田羊が“劇団研究生”に 三谷幸喜氏主宰劇団再始動作に参加 「出番ほとんどない」さっそくイジられる

AI要約

女優の吉田羊が11日、都内で行われた「東京サンシャインボーイズ新作舞台製作発表会見」に出席。三谷幸喜氏が主宰する伝説の劇団が30年ぶりに復活し、吉田は劇団研究生として出演する。

劇団は1983年に旗揚げし、1994年に活動休止。再始動が決まり、30年のエネルギーを発揮する。吉田は初期にゲスト参加し、今作では若手として参加する。

吉田は舞台復帰に喜びを表し、三谷氏からは出番が少ないと告げられるも、初々しい姿勢で挨拶。会見では他の出演者も登壇し、笑いもあふれた。

吉田羊が“劇団研究生”に 三谷幸喜氏主宰劇団再始動作に参加 「出番ほとんどない」さっそくイジられる

 女優の吉田羊が11日、都内で行われた「東京サンシャインボーイズ新作舞台製作発表会見」に出席した。脚本家の三谷幸喜氏(63)が主宰する伝説の劇団が“30年間の充電”を終えて復活。吉田は、新作に“劇団研究生”として出演する。

 劇団は1983年、三谷氏を中心に旗揚げ。“最もチケットが取れない劇団”として人気を博していたさなか、1994年の「罠」を最後に“30年の充電”を発表。2009年に12日間だけの上映を行い、「これより15年間の休憩に入ります」とだけ残してその後は音沙汰なしだった。

 再始動が決まり、“30年の充電”で蓄えたエネルギーを発揮する。解散当時そのほとんどが20、30代だった劇団員らも今ではベテラン。それぞれのフィールドで活躍を続けながら、三谷氏の元に再結集した。

 吉田は2009年のトップス公演「returns」にゲスト参加。「過去を振り返るのじゃ面白くないなと思って、何も知らない女優を一人入れようと思って」と、吉田羊の抜てき理由を説明。当時、無名だった吉田は今では人気女優に成長し、「追い越されてしまいました…」と三谷氏が頭を抱える場面も。

 人気女優にも容赦は無い。「出番はほとんどない。裏方を中心にやってもらうと思います」と吉田の立ち位置を語った三谷氏。吉田は今作「劇団研究生(?)」としての参加となる。吉田の劇団での下積みは始まったばかりだ。

 劇団員の最後にあいさつをした吉田。初参加の時を「昨日のことの様に覚えています」と振り返り、「15年経って復活公演にお声をかけて頂いて、仕事を辞めずに続けてきてよかったなと思います」と思いを伝えた。

 先輩劇団員に目を向けながら「老眼が進み、台詞覚えも悪くなってきておりますが、この中では1番の若手でございます。新人として頑張ります。よろしくお願いいたします」と初々しく挨拶。

 三谷氏に赤いリップをいじられると、「研修生らしからぬ赤いリップで登壇してくれと言われたので…。もうすでに三谷さんのいたずらが始まっております」とアピールし、会場も大爆笑だった。

 この日、作品に出演予定の相島一之、阿南健治、小原雅人、梶原善、甲本雅裕、小林陵、近藤芳正、谷川清美、西田薫、西村まさ彦、野仲イサオ、宮地雅子、吉田羊も登壇した。