中村芝翫(58) 長男・橋之助(28)とのダブルキャストで「子から親が教わっている」

AI要約

歌舞伎俳優の中村芝翫と長男、次男、三男が歌舞伎鑑賞教室に出演。

国立劇場での歌舞伎鑑賞教室は1967年から開催され、今回は「義経千本桜」の「河連法眼館の場」が上演される。

芝翫と息子たちが役柄について語り、家族間での意気込みが明かされる。

中村芝翫(58) 長男・橋之助(28)とのダブルキャストで「子から親が教わっている」

歌舞伎俳優・中村芝翫(58)が8日、東京・江東区のティアラこうとうで行われた「国立劇場 令和6年7月歌舞伎鑑賞教室」(12日まで同所、18日~27日に調布市グリーンホール)に長男の中村橋之助(28)、次男の中村福之助(26)、三男の中村歌之助(22)らと出演。上演の合間に、報道陣の取材に応じた。

1967年から初めて歌舞伎に触れる場として歌舞伎俳優の解説付きで鑑賞できる歌舞伎鑑賞教室を国立劇場で開催。今回は同劇場の閉場に伴い場所を移しての上演で、「三大名作」の一つとして知られる「義経千本桜」から「河連法眼館の場」を届ける。

芝翫は、橋之助とのダブルキャストで佐藤忠信/源九郎狐を演じ、「立役である以上、3役を務められることは大変光栄」と笑顔。「最高なのは歌舞伎座、国立劇場と歌舞伎の専用劇場ですけど、箱が変わってまた新しい歌舞伎の一面が見られるんではないかと思う」と期待を寄せた。

忠信は初役だが、「橋之助は2回目なんです。普通は親から子に教えるけど、今回は子から親が教わっているような段階」と明かし、「内心イラっとしながらも、頼もしくなってくれる息子にうれしさを感じる。若さに負けないように頑張ってやりたい」と意気込んだ。